「ちょっと今から仕事やめてくる」を手がける成島出監督の興味深いインタビューを教えてもらったので、こちらでもご紹介します。

 

⇨ アクターズ・ヴィジョン~映画監督による俳優のための実践的ワークショップ 〜成島出監督インタビュー

 

私が観た成島出監督の作品で印象に残っているのは、インタビューでも紹介されている「ソロモンの偽証」。

 

この作品はアメリカへ向かう機内で観たのですが、前編・後編ぶっ通しで引き込まれるように観たのを覚えています。

 

漂う緊迫感にハラハラドキドキしながら。

 

オーディションで新人の藤野涼子さんを見出したことでも話題になりました。

 

中学生とは思えない落ち着いた声のトーンでね。

 

でも、インタビューを読むと、最初は落選ギリギリだった・・・他の監督だったらオーディションの途中で落ちてるかも、というくだりがあります。

 

磨けば光る、その才能を発掘して良さを上手に引き出せる監督なのだなぁと改めて思いました。

 

吉永小百合さんをはじめ、どんなベテランの役者さんでも事前のワークショップを行っている話も面白かった。

 

「映画のためのワークショップ」というかリハーサルをクランクイン半年前ぐらいからやっておけば、「こいつの欠点はここだ」とかとかいうことも含めて、直したり、対応したりすることが出来る。そうしておけば現場が速く回る。芝居に俳優を集中させてあげることが出来る。」

 

その役者さんの良い面も悪い面も知った上で作品に入ることで監督が引き出せるものも増えるし、役者さんとしても役柄の背景を考えたり、深く入り込んでいける良さがあるんだろうな。

 

このインタビューの中で、これから公開する「ちょっと今から仕事やめてくる」についても触れていて。

 

「とくに(福士)蒼汰は売れっ子過ぎて、演技をちゃんと訓練されたことがない。だから、今回ワークショップをやって、芝居をすることの本当の面白さに気付けたと言ってもらえて本当によかった。」

 

この言葉になんだかじーんときてしまいました(;_;)

 

こういうことって、売れれば売れるほどになかなか言ってもらえなくなる気がするから。

 

舞台経験したり、脇役でじっくり経験積んだりする間もなく主演続きの蒼ちゃんにとって、成島監督のように時間をかけて育ててくれようとする方との出会いはすごく大きな転機になりそうだなぁ(*˘︶˘*)。.:* 

 

「芝居をすることの本当の面白さ」の部分、深く掘り下げて聞いてみたいな。

 

蒼ちゃんが、成島監督が「時間をかけて育てたい」と思う俳優さんだったんだということにとても誇らしい気持ちになった朝でした。

 

半年かけて築いた信頼関係の元に、ヤマモトと青山がどんな演技を見せてくれているのか、そちらも本当に楽しみ!

 

「ちょっと今から仕事やめてくる」の現場レポが3/10(金)発売の雑誌「シネマ☆シネマ」にも掲載予定だそう。

 

ちょっとスロースタートだけど、そろそろ本格始動始まるかな?

 

無限の住人と合わせて雑誌や番宣などでまた蒼ちゃんが表舞台に登場する機会が増えそうで楽しみですね♡