澄みきった青空が気持ちいい、クリスマスイブの朝。
ツリーの下にはすでにいろんなプレゼントがスタンバイ中(o´罒`o)
我が家は子どものプレゼントを持ってきてくれるサンタさん以外に、家族でお互いにプレゼントを贈り合う習慣があるので毎年ツリーの下が賑やかです。
今年は何やら巨大な袋が・・・
なんだろうか、これは笑
今日はチキンを焼いて、家族で穏やかに過ごします。
そんな当たり前に思えることがいちばん大切なんだなと思わせてくれる、ぼく明日。
先日、レディースデーの日に映画館へ行ってきました。
舞台挨拶のない通常上映はこれが初めて。
幅広い世代の方が観てくださってるようで嬉しかったなぁ(*˘︶˘*)。.:*♡
レディースデーの昼の上映だったのに男性のお客様も多くて。カップルだけでなく、年輩のおじさまが1人で観ていたり。
たまたま近くに男子数名で観にきている学生さんがいたのですが、上映後「いやーよかった。泣いたわー」って話しててなんだか嬉しくなってしまいました(*´艸`*)
ターゲット層は10〜20代の女性なんだと思うのですが、京都の落ち着いた街並みの映像やピュアな恋愛はオトナ世代の心にも響くものです。
限りある時間を意識するのは、もしかしたら年齢を重ねたオトナの方なのかもしれない。
観る回数を重ねるごとに泣けるポイントが変化していく作品なのも面白いところ。
1度だけでなく、何度も観たくなる。
以下、映画の内容に触れますのでネタバレを避けたい方はここまでで・・・
原作を読んでストーリー展開はわかっていたけれど、初回は高寿の気持ちに感情移入して観ていました。
でも回を重ねるごとに愛美の目線になって観てしまう(;_;)
何気ないシーンでの愛美の微妙な表情の変化に泣けて泣けて。
特に映画の前半で引越しを手伝うシーン。
にこやかにお手伝いしている愛美にとって、この部屋にくるのは最後で、高寿の部屋で一緒に過ごした思い出の物たちに触れるのも最後。
高寿にとっての荷解きは、愛美にとって自分の世界へ戻る前の心の荷造りで。
「上山くん、これからも南山くんと仲良くしてあげてくださいね」っていうお別れの台詞もせつなくて。
帰り道に初めて手をつなぐ高寿にとっての嬉しい瞬間は、愛美にとっては手をつなげる最後の瞬間で。
あーーこうやって文字を打ってるだけでも涙がにじんでくる(;_;)
小松菜奈ちゃんの繊細な演技が本当にすばらしい。
雑誌「soup」のインタビューで蒼ちゃんが「小松さんは夜も眠れないほど役作りに悩んでいると聞いたけど、そんなに悩むことないくらい役にぴったりだと思っていた」と語っていました。
たくさん悩んで考えて、自分で乗り越えた結果、あんなに素敵な愛美というキャラクターが生まれたんだね。
映画が始まってしばらくは2人が少しずつ距離を縮めていく過程が描かれ、幸せな時間を過ごして結ばれた夜、駅のホームで愛美からキスをするシーンで初めて映画のタイトルが出てきます。
この演出に鳥肌ぶわわわっっっっと立った。
このホームでのキスが愛美にとって覚悟を決めるキスで、ここから物語が大きく展開していきました。
まさに、ここから「昨日のきみとデートする」が始まっていくんだよね。
このシーンでまだ何も知らずに、「ん?」って顔で愛美の方を振り向く高寿良かったな〜(*˘︶˘*)。.:*♡
いろんなインタビューでたびたび出てくる「グラデーション」というキーワード。
少しずつ2人の心情が変化していく様子がグラデーションになって見事に表現されていたと思う!
高寿にとっての最後の日、教室に入ってきた愛美は最初とても緊張していて恥ずかしそうで、高寿はそれまでの日々で愛美を大切に思ってきた深い愛情と、苦しみを乗り越えた強さが感じられた。
絵を描きながら、愛美がこれまでどれだけ自分のためにがんばってくれていたのかを改めて実感して涙しながら笑う高寿は、本当に美しかった。
撮影は順撮りではなかったということで、この繊細な気持ちの変化を表現するのはとても難しかったはず。
撮影中、ギャラリーがたくさん集まりすぎて大変だったって話も耳にしていました。
そんな中で役者さんが役に集中できるようにケアしてくれたスタッフさん1人1人にも拍手を送りたい気持ちです。
せつないけれど、映画全体にあたたかくて優しい時間が流れているぼく明日。
限りある日々を大切に過ごそうと思わせてくれる作品です。
素敵な映画をありがとう!