遂に… 食料調達
∠( ゚д゚)/
彼 「えッ」
背中にリュックサック。両手にトレッキングポール。
足取りも…それなりにノンビリと、またまた、朝と同じ道を逆戻り。”ヒグラシ”が鳴いていた。
彼は喋り続けている。見る物全てに疑問符?を付けて、然も楽しそうである。
ブルーシートのポンチョは着たままだ。
台風の影響だろう。数分の雨が降り、陽射しがそれを乾かすかのように照り付ける。ポンチョの下からは蒸れた汗が湯気の様に逃げていく。
後2~3時間は歩かねば、彼の満足(?)出来そうな食料調達は無理だ。
濡れた足元に、ピンクとも淡いムラサキとも言える花が咲いていた。
彼 「暇さん、これは何て言う花ですか?面白い形をしていますけど」
暇 「”ツリフネソウ”ですね。味はまぁまぁですけど、食べられます」
彼 「え❕食べられるんですか?(v^ー°) ヤッタネ」
暇 「食べます?」
彼 「(^^*)食べます❢」☜断言した。
わぁ~かっこい~い。ハンティングナイフで*1種類確保。
(油と重曹・小麦粉・塩が有れば、彼の”現地調達感”は満足させることが出来たようだ・・・が、塩以外は無い)
ナ・なんと・・・目に付くもの全ての雑草&木の葉…妙なモノの名前と食べられるかを訊かれることになった。
が、暇お得意の”適当”に応えたり聞き流したりの始まり。
(゚Д゚≡゚Д゚)
彼 「あれは?」
暇 「あれは”ガマズミ”酸っぱいけど、疲労回復とか、体にはプラスの成分が多い実です。食べましょう」
・・・
彼 「これは…沢山は食べれませんね。種が殆どで・・・ε=(‐ω‐;;)」
暇 「・・・」
暇 「マタタビって知っていますか? 疲れた旅人が、それを食べて疲れが取れ、”マタ旅をした”…マタタビが生えているのですが、虫こぶを集めて熱湯処理後に乾燥させると食べれるのですが、猫にマタタビの様に、人間もよだれを垂らすらしいですよ☜ウソ
採りますか?」
彼 「採りましょう❕採りましょう❢」
・・・
2~3時間後に採った食材は、ツリフネソウ・ムカゴ・ゆり根(3個)・山ブドウ(沢山)・自然薯20㌢位(2)…支流で拾ったクルミ2種類(数十個)蛇の抜け殻・ハチの巣…金雲母(?)☜砂金と勘違いの彼。
\(^○^)人(^○^)/アハハハハ♪
↑
独りご機嫌の彼。
*雑草だらけの支流の砂地には”ジャガイモ・トマト”が生えていた。直ぐ側に形の悪い土手”カボチャ”が陽射しを浴びて転がっている。
カボチャを片手で持ち上た、皴だらけの顔…。細い目が笑う。
彼 「人生最大の宝ですよ❣」
と、喜ぶ1枚の記念写真を撮った。
誤字脱字ゴメンナサイ
良い日でありますように!