もちろん、すべての男性がってわけじゃないけれど。。。

最近、恋活に精を出してみたりなんてした。
本気を出せばこんなもんよ、とばかりに
3人の男性に声をかけられ、食事に誘われた。

それはいい。

でも、うち2人がほんっと分かりやすくて
早くも男性に閉口気味。

1人目のN島H樹。

出会ったのはmixiの焼肉パーティー
男性が女性の倍くらい負担してくれるお陰で
女性は2,000円で食べ飲み放題。

大勢の人と楽しむつもりで行ったのに
たまたま隣り合わせた奴のターゲットロックオン。

もてない男の典型的行動、場の空気をまったく読まず
開始早々携帯直番・直アドを尋ねてきた。

mixiで連絡とれるんだから、携帯直番号・直アドを聞く意味がまったく分からない。

でも、はじまって早々すげなく断るのも申し訳ないので教えたら
会が終わるまでずっとピンポイントでロックオン。

話はずっと私の地元話で盛り上がる。
偶然にも、奴は以前ご近所さんだったこともあり
地元民にしか分からない話ばかり。

お陰で周囲の誰も話に入ってこれない。

奴の隣に座った女性が肉を皿に盛ってくれたりしているのに
身体を完全に私の方に向けて見向きもしない。

あまりにも奴が私とばかり話すものだから
さすがに周囲からそれとなく注意が入っても

「僕達はこれでいいんです」

よくねーよっ!

あまりのつまらなさに途中で帰ったが奴は懲りなかった。
それからすぐに、今度は2人で食事にと誘われる。

最初はインドカレーのお店。

その時は、それなりに盛り上がった。

次がカレーバー。

なぜカレーオンリー??

カウンターの椅子は堅くて、背もたれは低くて痛いし
店内に流れる音楽のボリュームの大きさに話す気にもなれず
まったく盛り上がらないまま駅へ。

すると、突然

「付き合ってくれない?」

ムードも何もなく、歩きながら唐突に。
あまりのムード欠片のなさに

『今のは幻聴?』

と、思い無視したら、もう一度。

まだ言うか……

その日が会うのは3度目。
前回を除けば大した話らしい話も
盛り上がりもまったくないままの告白に

「まだ、出会ったばかりだから」

と断る。

実はこの時、この人とはもう次はないかもと思っていた。
だって、全然話が盛り上がらないんだもの。

話を盛り上げようという気も、広げようという気も感じられない。
一緒にいて全然楽しくない。

相手だって楽しんでいるとは思えない。
共通の趣味も、共通の話題もない。
会話は行って、返って、はいおしまい。

「そうだよね。まだ、早いよね。」

相手も納得したらしく、とりあえずその日は別れる。

あまりのムードのない告白に辟易し
その後、引越で忙しいということを口実に1ヶ月放置。

せめて告白する時とプロポーズする時くらいは
安いカレーバーなどではなく、高級なお店でして欲しい。

『この様子だと、この人とはずっとこうなんだろうな。。。』

なんだか物悲しくなった。

たまの高級店でのデートもなく、安いお店ばかりで
無難に結婚して、通帳と給与明細と睨めっこ。
節約に励むだけのつまらない家庭を築く。

随分安く見られたもんだ、、、、

そんな見えすぎた将来まっぴらごめん。

ここまで独身で来たんだもの。
変な男にすがるくらいなら、一生独身で結構!!

ところが懲りなかったN島H樹。

きっちり1ヶ月後に連絡があり、仕方なく会うことに。
すると、今度は別のアプローチ。

自分の家がある池袋で会うことになり
【カプリチョーザ】で食事。

食後

「今日はどうする?」

帰るよ、決まってるだろ?
長くいたい相手ではない。

そしてやっぱり盛り上がらなかった。
前回以上に。

だんだんひどくなってるな、、、、

あまりのつまらなさに食欲ですら減退。
早く帰りたい。

店を出て池袋駅へ向かって歩こうとすると

「新大塚の方が近いよ。すぐそこだから。」

勝手にスタスタと歩いていく。

なんだか嫌な予感。
家が近いとか言ってたし、私とは関係のない
西友もこの近くで見て行く?とかわけわかんないこと言ってたし。

買い物もしない店見てどーすんねん!!
しかもどこにでもある店、西友!?

すると、案の定
どんどん人気のない方へ歩いて行く。

「駅がある通りとは思えないですね。」

おそるおそる感想を述べ、奴から離れる。

「もう一本向こうが大通りだから。」

言ってるそばから右折。
大通りは直進じゃ……

すると、一軒の高層マンションの前で立ち止まり

「ここ、うち。」

言われたからには、とりあえず

「何階ですか?」

くらいは聞くでしょ?

「15階。あがってく?」

あがるか!!

「あがってけば?」

スタスタ、と、またも勝手にエントランスへ入って行こうとする。

あがらないってば!!
バカじゃねえか、こいつ。

付き合う気もない、得体の知れない男の家に
一人のこのこ上がるわけないだろ??

「そう?」

とっても残念そうに言うと、諦めたのか
ようやく新大塚駅へ。

池袋より近いというのは大嘘。
それから15分以上も人通りのない道を
延々、テクテク歩かされヘトヘト。

おまえ………

ほんとに空気が読めない男だな。。。。

しかも駅へ向かいがてら
うちが男子禁制かとか聞いてきた。

女性専用のアパートではあるが別に男子禁制と言われた覚えはないけれど
そんなことを、この出来事の後にのうのうと聞いてくる奴が怖くて

「男子禁制ですよ。女性専用アパートですから。」

と、思わず答えてしまった(苦笑)

来週も会うつもりの奴。
仕事が忙しいだの何だのかこつけて、場所の指定はまたも池袋。

何か考えてます?
もしかして、次こそは我が家にとか??

怖いので絶対に池袋には行きません。

回を追うごとに、ますます不気味さと
見え見えな下心が剥き出しになってくる男。

自分がどれだけ不気味な存在か
分かってないのは幸せなのか不幸なのか。。。

見た目は普通なのに、35歳にもなって
恋人なし、結婚予定なしなのも頷ける。

ああ、男って!!

男その2につづく