三十路小娘

三十路小娘

愛媛在住、とうとう三十四歳、むそこ、の日常。

このブログには、書籍や舞台、映画の「*ネタバレ」*が含まれます。
また、点数を点けてもありますが、
基本的には「*好きなものにしか言及しない」*というスタンスです。
腹が立った場合は、「
は じ め ま し て 」をご確認ください。

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祖父が亡くなったとき。
嫌だ嫌だと大泣きしていたのですが、ふと、
「祖父が1番嫌がっているんじゃないだろうか」
という思いが過り、
それからは、亡くなった人に行かないでと訴えるのを辞めました。
自分が死んだとして、
TVで放送される有名人のお葬式でよくいわれるような
「なんで先に死ぬんだよ! 嫌だよ! 馬鹿野郎!」
などという弔辞をいただいたとしても、
誰にも見えない幽霊だか魂だかになってしまったわたしは、
「や、わたしこそ嫌やよ。でも仕方ないやん」
とぶーたれるだろうなあ、と思ったからです。
なので、亡くなった方に対しては、
ただただ心穏やかに冥福を祈ろうと、わたしにできることはそれしかないんだと、
そう心に留めていました。


ただ、今回。
Twitterなどに次々と吐き出される「ご冥福をお祈りします」という言葉に、
嫌悪感をおぼえてしまいました。
さっさと現実として受け止めて大人の対応をするなんて。
すぐに心の整理がつくような、その程度の存在だったの!? なんて冷たいんだ!
わたしは信じない。信じられるわけがないのが普通だろう!
そう、怒りさえ湧いていました。
そして、喪失によるかなしみに打ちひしがれているはずなのに、
他人にそんな下劣な感情を抱いてしまう自分もかなしくて、
自分でもよくわからないもやもやが心や頭や手足の先を堂々巡りして、混乱していました。
滝下さんに握手をさせていただいたお友達からメールが来たのですが、
何をいっても嘘で、空っぽで、いいたいことの全てにならなくて、
何度も書いては消し、結局、返信できませんでした。


そんなわたしを救ってくださったのが、三浦祥朗さんです。
卒業旅行でのわたしのお目当てさんが、彼です。
三浦さんのTwitterでの呟きは、何だかわたしの感情とリンクしていて、
その一言一言を読む内に、かなしみの鎖でがんじがらめに縛られていた心が軟化し、
自分と違う行動を取っている人のことが気にならなくなり、
現実と向き合うことができました。


本当にすごかったです、あの怒涛のように昇華される日々。

感謝しかありません。そうじゃなかったら、もしかしたら今も、俯いたまんまだったかもしれません。


1、沈黙。
名前を出すこともなく、ただかなしみを感じました。
三十路小娘-三浦さんTwitter1


2、想い。
お仕事の媒体が違っていたこともあり、お名前を聞く機会は少なかったものの、
やっぱり愛情を持ってお付き合いされていたんだなということがわかり、
うれしかったです。
三十路小娘-三浦さんTwitter2


3、わたしたちファンへ。
いつか見た舞台に一緒に立っておられた仲間の、
そして、滝下さんのお名前で、
あたたかい言葉を代弁してくださり、救われました。
ご冥福をお祈りさせていただくことが、漸くできました。
三十路小娘-三浦さんTwitter3



「司馬懿ヤレっ!」と三浦さんはおっしゃっていますが、
わたしはまだ、手を付けられていません。
ゲーム自体にもだいぶ触わっていなかったのですが、
ゲーム仲間と先日発売になったCDとの力で、再開しました。
敵や援軍として司馬懿が出て来ると、いまだびくっとしてしまいますが、

唯一の接点だと思うと、感慨深いです。


ご本人に直接好きだと伝えられなかった今、
一部が宿るものを大切にしていきたいと思います。
まだどうしようもなくかなしくなって、泣いてしまうこともありますが、
出逢えたこと、いただいたものを大事に、これからも生きて行きます。


また、今回のことで、
大切な人にきちんと「あなたが大切です」と伝えたい、と思いました。
人はいつ死ぬかわからない。そんなことはわかっている。けれど、本気でそう思ったことはない。
だから、大切じゃないと感じることもある。大切なのに。


千の風になればどんなこともできるのかもしれません。
でも、生きている内にしなければ意味がないことも、あるように思います。
遺されたときに感じることはできても、先に逝ったときに伝えられないことはあるはずです。


生きているということ、大切なものがあるということ、
その幸福に感謝し、前を向いていようと思います。

3月10日。


丁度10年前の今頃。わたしは東京にいました。
道路の端には氷のように硬くなった雪が残っていて、とても寒かったのを憶えています。
急遽、かいろを買って靴の中に放り込みましたが、効果は殆どありませんでした。


大学の卒業旅行にサイパンに行こう、と誘ってもらっていました。
その、夢のように眩しい計画を断って、
他の大学に通っていたお友達と、小さな劇場の前に立っていました。


ぼんやりとした記憶の中ではありますが、キャパは100人くらい。舞台と最前列の距離は1mくらい。
舞台自体も高くなっていたりもせず、
役者さんたちが出て来る前から、その距離感に緊張しました。
寒かったのに、後方の、出入口付近の席に座りました。
舞台の内容は、よく憶えていません。


湧き上がる興奮を必死で抑えるもどかしさ。
青いシルクっぽいテカテカのシャツ、宣材写真よりも断然男前な素顔、183cmってこんなに大きいんだ!?
初めて生で観る役者さんの熱さ。
「わーい、好きな人に逢えるー」と呑気に飛行機に乗ってしまった自分が面映ゆく、
しかし同時に、この場に居られたことを幸せに感じました。


終演後、いそいそと劇場を出ると、寒空の下で役者さんたちがお見送りをしてくださっていました。
予想だにしていなかったので、わたしは足早に通り抜けてしまったのですが、
お友達はお目当てさんにちゃっかり握手をしてもらっていました。
わたしは、指をくわえて見ていました。



あなたが好きです、と伝えられていたなら。



滝下毅さんのご冥福をお祈り申し上げます。

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三十路小娘-D電車ポニー


電車に乗るポニー!
ドイツ在住のいとこちゃんがくれた写真です。
もっと広角だった元の写真には、
周りにいる殆どの人がカメラを向けているのが写っていたので、
ドイツだからと日常風景ではないことが窺えます。笑



三十路小娘-D地下鉄


こちらが、わたしが乗った地下鉄です。
改札がなく、「無賃乗車し放題?」と思ったのですが、
偶に駅員さんに切符の提示を求められたときに無賃乗車が露呈すると
とんでもない罰金を払わされるのだそうで、
抑止力になっているそうです。


あと、5人だとか、少数の団体料金が設定されているそうで、
羨ましいなと思いました。