食道再建をするに当たって
様々な方法があるようです。
(先生のお話を聞いた上で書いていますが
記憶違いや解釈の違いなどで
誤った情報があったらすみませんぐすん)





外科の先生から聞いたのは
胃か腸を用いた食道再建術でした。

胃で行う場合
横隔膜から胃を剥がし
頚部食道に届くよう引き上げて繋げる

腸で行う場合
腸の一部を切り離し
頚部食道と下部食道に繋げる



というような内容でした。



また食道を再建するルートも
3通りほどあると提案されました。


胸壁前経路 (胸骨の前)
胸壁後経路 (胸骨の後ろ)
後縦隔経路 (肺と心臓の後ろ)

本来食道が通っているのが後縦隔。
理想は後縦隔経路ですが
実際に手術で身体の中の状態を見て
経路を変える場合があると言われました。




何度か外科と新生児科の先生と話し合いをして
娘は胃を用いて後縦隔経路で
再建をする事になりました。



それだけではなく
この時娘は胃瘻があったのですが
胃を用いて再建する為
1度胃瘻を外し、小腸瘻を増設し
口からの哺乳が可能になるまでは
小腸瘻からミルクを貰う事になります。


さらに下部食道は
気管支と交通してしまっている為
先に剥がさなければなりません。


なので手術の流れとしては

頚部食道を胸壁から剥がす。
下部食道を気管支から剥がす。
気管支の穴を縫って塞ぐ。
胃瘻を外し下部食道を横隔膜からはずして
胃と下部食道を引き上げられる状態にする。
頚部、下部食道を胸部で繋ぐ。
小腸瘻を増設する。



という感じです。


手術予定時間は10時間


今まで何回も手術を乗り越えてきましたが
今回の手術もかなり大きな手術となります。