④の続き
旦那くんは響両親が病室にくるのを断りつつ、
そばにいてくれた
それに助産師さんやら看護婦さんやら実習生さんやら、みんながまわりにいてくれて、腰をさすってくれたり声かけてくれたりずーーっといてくれました
ほんと、感謝
さて、座ってる状態から、寝ている状態へ🛏
痛みがくる度に、全力でサイドにある柵にしがみつく。(これも壊す勢いで)
2〜3分間隔でやってくる痛み。
あんなに全力で何かにしがみつくなんて、ほんと一生に一度な気がする
それと、いきみ逃しがきつかったー。
いきみたいのにいきんぢゃダメなので、お腹に力を入れないよーにするんだけど、いきみたくなっちゃうのよねー
なぜか響は「スーーー」って言うのが一番よくて、2〜3分おきに大きい声で
「スーーーーー」
と叫んでました
スーって何笑
後から考えると、変すぎて笑える
そして、13時半過ぎ、先生再登場👩⚕️
「赤ちゃんおりてきてるよー準備しよーかー」
キターーーーーー
(↑心の中の叫び)
服に血がつかないように準備してもらい、
柵にしがみついてた横向きから、仰向け状態へ🛏
今度は左手で柵を、右手で旦那くんの手を握る
助産師さんやら先生はお股のほーへ
「はい、いきんでいいよー」
赤ちゃんが出たいのに合わせて、力をいれる
先生達に上手にいきんでるよと褒められ、何度も頑張る
ただ昨日の夜から寝てないし、2時間以上ずっと柵を掴んでたもんだから力がなくなってきてる。
ここまでくると、赤ちゃんに会いたい気持ち半分、早く終われという気持ち半分
そして、うーーーーんと力いれると、
メキメキメキと出てくるのを感じた
「はい、赤ちゃん頭でてきてるよー」
まぢかー頭出てるんだーすごいー
でも痛いー早く出てきてー
「頭触ってみる?髪の毛わかるよー触れるよー」
とのんきな助産師さん
全力で首を横にフリ、いきむ響
「はい、そしたら次いきんで、いいよーって言ったら力ぬいてねー」
うーーーーーーーーー
いきむ、響
途中で力つきて、途中で止まってるのを感じた
「赤ちゃんも頑張ってるから、もう一踏ん張りがんばれー」
助産師さんの声が遠くに聞こえる
赤ちゃんが出たいってお腹がギューってなる
さらに、いきむ
うーーーーーーーー
「はい!いいよー力ぬいてーーーー」
ドゥルン
と出てくるのを感じた
自分のお股の間から、赤ちゃんが出てきたー
出てきた瞬間、涙がポロポロ
もちろん、終わったーって気持ち半分、赤ちゃんにあえたーって気持ち半分
そんな感動の最中、一緒に頑張ってくれた旦那くんを見たら、
涙を流しつつも、「うわー」ってゆー顔の旦那くんがいた笑
あからさますぎだけど、血が苦手だから仕方ない笑
赤ちゃんはすぐ元気よく泣いてたー
綺麗にしてもらったら、響の胸の上に
温かい。
動いてる。
こっち見てる。
お腹の中にずーっといた赤ちゃんが、ここにいる。
なんとも言えない気持ちだった。
愛おしく、守らなきゃって思った
おっぱいもすぐに吸えて、響の上で気持ちよさそうにしてた
助産師さんやら先生やらが、旦那さんにそっくりねーと。
確かに旦那くんをちっちゃくした顔笑
そんな事を言われつつ、旦那くんが抱っこ
小さい、小さい赤ちゃんを優しく優しく抱っこしてた
旦那くんが抱っこしてると、余計にソックリなのがわかって笑った
実習生さんが、3人の写真をとってくれて、
赤ちゃんの体重、身長測定
旦那くんは写真をパシャパシャ
響は、その後の処置。
産まれたからって、まだ終わりぢゃなかった。。。
⑥に続く