50年以上前のことなので、ところどころ記憶が曖昧です。

 

父の仕事(溶接工)で全国を転々としました。

 

幼稚園から小学1年生にかけて、愛知県の稲沢市に住んでました。

 

当時、友達と近所の神社でよく遊びました。

 

今となっては、何でそんなことを・・・と本当に畏れ多く恐ろしいことですが、何の悪気もなく、ご神域内で度々オシッコをしてました。

友達がはやし立てるので祠に登り、祠の上からもした記憶があります。

 

そんなある日、父が肺炎になりました。

 

普通に元気で仕事に行ったのに昼前に体調が悪い、と帰宅した後、救急搬送され「もう手の施しようがない。身内の方を呼んで下さい」という容態になり、母が大慌てで高知の祖父母、兄弟姉妹へ連絡しました。

 

高知の親類も大慌てで、「これはまっこと合点がいかん!」ということで、神様と繋がれる方に観てもらったそうです。

 

その方曰く、

「近所の神社で孫がとても罰当たりな振舞いをしており、そこの神が絶対に許さん!」とお怒りだ。

「まだ幼く理を理解できておらず、すぐに命が尽きてしまうので代わりに父親に罰を下した!」

 

 

その方も「こんな馬鹿な事をする子供の親の顔が見たい」と怒りながら、私に免じてなんとかお怒りをお鎮めを、と祈願してくれたそうですが、「許さぬ!」とお許しいただけず、「これは直接謝罪するしかないぜよ」となり、祖母が大慌てで飛んで来ました。

 

祖母は私に、「神社でオシッコをばっちゃあせんかね?」と強い口調で言い、僕を引きずるようにして神社へ行き、僕が「ここにした。 あの上からもした。 あっ、ここにもしたかも?」言うところに、嘆きながら塩を撒き、必死に謝罪してくれました。

 

息子(父)を思う祖母の必死の謝罪にお怒りを鎮めていただけたのか、もうダメと医者に見放されていた父の容体が奇跡的に持ち直し、無事復帰できました。

 

防波堤になってくれていた父があのまま亡くなっていたら、次は僕が神罰でそのまま死んでたと思うので、このブログ記事もありません。

 

神社でオシッコしたことなど誰にも話してなかったのに、それを遠く離れた高知で観てくれたお方に感謝します。

 

産土神とご先祖も陰ながら守ってくださったものと思います。

 

十字架に付けられたイエスが「父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分でもわかっていないのです」と祈られましたが、今思うと、当時は、本当に善悪が分からず、悪いことをしている、という自覚がまったくなかったように思います。

 

善悪を弁えない、ことは本当に恐ろしいことだと思いますし、よくお許し頂けたと思います。

 

僕、どーしょうもない奴ですよね。

人間一回目かもしれません。

 

 

生前の父からは、「お前には殺されかけた」と何度か言われました。

 

当時不敬を働いてしまった神様へ、あらためて謝罪を兼ね参拝に行くべき、と思いつつまだ果たせていません。

 

具体的な神社名の記憶がなく、母からは下津(オリツ)神社と聞いたのですが、検索してもその名前ではヒットしません。

 

地図で見ると、候補地が3ケ所程ありそうで、そのうちのどれかだと思うのですが・・・・。

 

近い内には参拝したいと思います。

 

本当にごめんなさい。