ピアノのクラッセンを皮切りに、本番続きの一週間が始まりました。

 

今回のピアノのクラッセンでは、ショパンのピアノ協奏曲第2番を演奏。

オケパートは、約一年前にラフマニノフのピアノ協奏曲を弾いた時と同じく、今回も先生が弾いてくださいました。

 

歌い方やバランスなど、練習やレッスンを通して考えてきたことがそれなりに出せたかなと思いますが、それでも課題は山積みで、納得のいく演奏ができる日はまだまだ先になりそうです。

 

極めていこうとすればするほど、求める理想も高くなり、自分の中で音楽を楽しむことが難しくなってしまうのですが、今回のクラッセンでは反省点の多さに落ち込む感情を上回るほどに、楽しかった!と思えました。

 

それはきっと一緒に演奏してくれた先生のおかげだと思います。

 

だからと言ってこの先、協奏曲ばかり練習していくわけにもいかないので…😅

 

自分の課題としっかり向き合って、これからも精進します。

 

 

クラッセンの後は、楽友協会で開催されたウィーン・アンサンブルのコンサートへ行ってきました。

ブラームス・ホールでの鑑賞は意外なことに初めてでした。

 

弦楽奏者はウィーンフィルの楽団員たちで、ピアニストは、教授アシスタントとして毎週レッスンをしてくださる、私が尊敬してやまない先生です。

 

(名前を見てお気づきになった方もいると思いますが、チェリストは先生のお父様です。)

 

ちょうど私たちのクラッセンとこのコンサートが同日となってしまったため、先生は「クラッセンを聴きに行けなくてすごく残念だ…」と言っていたのですが、逆に私が先生のコンサートを聴きに行くことができる!と思い、足を運んできました。

 

プログラム。

名前を聞いたこともない作曲家の曲があり、ピアノ六重奏曲も生で聴くのは初めてなので、私にとって新鮮で面白いプログラムです。

 

室内楽のプログラムとはいえ、私のお目当ては先生の演奏している姿だったので、どの曲でも常に先生のことを注視しながら聴いていたのですが、とにかく素晴らしかった👏

 

もともと先生の音楽的センスがすごく好きというのもありますが、確かな技術に洗練された上品な音、音楽の流れの作り方も自然で、プログラムによって変わる楽器の編成に瞬時に順応して作る全体のバランス感覚も抜群で…

 

本当に非の打ちどころのない演奏で、素晴らしいところを挙げ始めたらきりがないです。

 

いつも先生に追いつきたくて必死に頑張っているのに、先生の演奏とクラッセンの自分の演奏を比べたら、近づくどころか離されているんじゃないかと感じ、やっぱり落ち込んでしまいますが…

 

自分の憧れの人から教えてもらえることほど幸せなことはないので、この先生にもお世話になりながら、頑張っていきます!!

 

アンコールでは、チャイコフスキーのくるみ割り人形より「金平糖の踊り」ピアノ六重奏曲アレンジを演奏してくれました。

 

最後の最後まで本当に素敵でした✨

 

 

🌻