曲の解釈方法や時代背景、作品の繋がりやスタイルを勉強する授業で、先日シェーンベルク・センターへ行ってきました。
今回の授業のテーマは、シェーンベルクの作品について。
シェーンベルク・センター内にある小さな図書館で、授業の初め1時間ほどプロジェクターを使っていつも通りの授業をして、
素敵な図書館でした✨
普段は裏の倉庫に厳重に保管されている貴重なオリジナルの楽譜やスケッチなどを見せてもらいました。
ある楽譜のページ数が12ページの次が12aと書かれていて、その次からは14ページと再び続いているのですが、これは13という不吉な数字を忌み嫌ったシェーンベルクがあえてそう記していたんだそう。
しかし皮肉なことにシェーンベルクは9月13日生まれで、亡くなった日も7月13日で、どちらも13という数字の日だったという話が面白くて印象に残りました。
作曲技法については難しくて理解しきれなかったので、上記のようなエピソードしか覚えていないのですが(笑)
たくさんの残されたスケッチを見ると、彼の中で筋の通った理論があり、それをもとに考え抜かれて作曲されていたことが証明されたような気がして、シェーンベルクの作品に限らず、奏者側は考えなしに適当に弾いては作曲家に対して失礼にあたるので気をつけなくては…!と心改めました。
シェーンベルクの作品は一度も弾いたことがないのですが、オーストリアの作曲家なので、留学中にシェーンベルクの作品に触れる機会を作りたいなと思いました。
ロサンゼルスにあるシェーンベルクの最後の書斎の再現。
オブジェの多くはシェーンベルク自身がデザインしたり、作ったりしたものだそう。
楽譜や多くの本も自分で製本していたため、製本やプレスのためのさまざまな器具があったり、音楽原稿や教材の複製のためのコピー機があります。
これらのものは、1936年にヨーロッパからロサンゼルスに送られました。
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