オーストリア人のお友達とカプツィーナ霊廟に行ってきました。

 

前回会った時には、想定外の営業時間短縮のため行けなかったので、リベンジです。

 

その時の記事はこちら↓

 

事前に準備したハプスブルク家の家系図と照らし合わせながら、見学していきます。



ただ棺が安置されているだけなのですが、歴史上に名を馳せた人物たちが目の前にいると思うと感激です。

 

レオポルト1世の棺(マリア・テレジアの祖父)

 

ヨーゼフ1世(レオポルト1世の息子、マリア・テレジアの伯父)の棺

 

カール6世の棺(レオポルト1世の3男、マリア・テレジアのお父さん)

 

マリア・テレジアのお母さんの棺

 

左側はレオポルト1世の娘でマリア・テレジアの伯母にあたる人の棺で、右側はマリア・テレジアの妹の棺

 

そして、少し開けたスペースにマリア・テレジアとフランツ1世の棺がありました。


この霊廟の中で一番大きくて、なんと3000kgもあるそうです。

 

棺の真上には天井画があり、天への通り道なんだとか…

 

別のセクションへ行くと、さっきの豪華絢爛さとは打って変わって、シンプルなつくりの棺になりました。

フランツ2世の棺(マリア・テレジアの孫)

 

フェルディナンド1世の棺(フランツ2世の息子、マリア・テレジアのひ孫)

 

奥に見える棺は妻のマリア・アンナのものです。

 

ここから、ひたすら棺が安置されているセクションを通り抜けると、

 

 

最後のセクションであるフランツ・ヨーゼフ埋葬室になります。

左からシシィ、ヨーゼフ1世、息子のルドルフの棺。

 

前回一緒にシシィ博物館へ行ったので、シシィは二人とも記憶に新しい人です。

 

ヨーゼフ1世は、息子のルドルフは自殺、妻のシシィは暗殺、実弟は処刑、甥のフェルディナンドはサラエボで暗殺、というように、身近な人たちの死をたくさん見届けるくらいに長生きして激動の時代を生き抜いた人で、個人的にハプスブルク家の中でリスペクトしている人です。

 

最後のセクションと書きましたが、

フランツ・ヨーゼフの孫カール1世の妻にあたるツィタ妃の棺や、

 

ここ最近までハプスブルク家当主だったオットー(1912-2011, めっちゃ長生き!)の棺などもありました。

 

写真をたくさん載せたので広く感じたかもしれませんが、実際は30分くらいで見終えていしまうくらいにコンパクトな場所でした。

 

しかし、よくよく考えてみたら、この小さな空間に歴史上の有名人たちが一堂に会しているので、すごい場所だなと思います。

 

ここに来たことによって、ハプスブルク史を勉強するモチベーションが上がりました。

 

最近は、あまり勉強の時間が取れていないのですが、知り合いの方から貸していただいたこちらの本を読みながら勉強を進めています。

ハプスブルクの家系図は複雑なので全然覚えられないのですが、結婚によって権力維持・拡大に成功したハプスブルク家の特徴がよく表れているので、とても興味深いです。

 

もう少し勉強して、ハプスブルク家の時代の流れがある程度定着したら、他国との関連やその当時の出来事を紐づけて勉強して、幅広い西洋史としての知識を蓄えたいと思います。

 

 

カプツィーナ霊廟を見学した後は、OBERLAAというカフェでお茶をしました。

冬休みのお話や今見ているアニメのお話、4月に日本旅行をするお友達の旅行プランについて話し合ったりと、楽しいひと時を過ごしました。

 

そして帰り際に、とても素敵なクリスマスプレゼントをいただきました。

彼女が描いた善逸がイラストのプリントされたエコバッグは、裏面には無一郎くんのイラストがプリントされています。

 

どちらも好きなキャラなので嬉しいです。

 

冬休みに入るまでの残りの一週間にクラッセンがあったり、録音をしたりと忙しくなりそうなのですが、お友達のおかげで頑張れそうです。

 

 

🌻