チャイコフスキーの「エフゲニー・オネーギン」を観にウィーン国立歌劇場へ行ってきました。
私がオペラを観に行くのは、自分で言うのも変ですが本当に珍しいです。
というのも、私はオペラ鑑賞があまり好きではなく…
コロナが流行する前は、友達に誘われたら一緒に観に行くという感じで、ごくたまにオペラ座に行ってはいたのですが、コロナが流行してから立ち見席のチケットが撤廃されてしまったこともあり、コロナの流行以来一度もオペラ座に足を運んでいません。
自発的にオペラを観に行かない私が、なぜオペラを観に行ったのか…?
このエフゲニー・オネーギンの公演があった日にアシスタントのレッスンがあり、3月末にあるクラッセンで弾くラフマニノフのピアノコンチェルト2番のレッスンをしてもらいました。
その時に「今日はオペラ座の公演が偶然にもチャイコフスキーのエフゲニー・オネーギンなんだよ。時間があるなら行くといいよ。」と、
ロシアの音楽やアリアを聴いて勉強し直してこいって遠回しに言われた(気がした)ので、さすがに観に行かないわけにはいかないと思い、オペラ座へ行ってきたのです。
いつのまにか復活していた立ち見席のチケットを買うために並びます。
立ち見席のシステムがコロナ流行前とだいぶ変わっていたのでびっくり。
オペラ座の立ち見席は、Parterre、Galerie、Balkonと3つの場所があり、前は同じ値段で好きな場所を選んで買うことができました。
今は場所によって値段が変わっていて、しかも立ち見席にも立ち位置の指定が入っていました。
立ち見席のエリアまでダッシュし、見やすい位置の争奪戦に巻き込まれることなく、自分のスペースを完全に確保できるようになっていたので本当にありがたい。
ただ、この値段でオペラを観れるのはすでに贅沢ですが、昔は一律7€で観ていた記憶があるので、値上がりしました😭
場所の関係で舞台上手側が見切れてしまうのですが、立ち見席は観光客が興味本位で訪れることも多く、大抵途中で帰ってしまうので、最終的には舞台全体がちゃんと見える位置に移動して観れます(笑)
それにしてもこの写真は休憩の時に撮った写真なのですが、みんなロビーへ出てしまうのでびっくりするくらいガラ空きになります(笑)
各席それぞれ、なんと立ち見席まで字幕の出るモニターがあります。
昔は日本語の字幕もあったのですが、残念ながら今はなくなっていました。
オペラを観るのが久しぶりということもあり、豪華絢爛な舞台セットや数百人の華やかに着飾った演者の姿に圧倒。
朗々と歌うソリストや合唱を聴いて、アシスタントが伝えたかったことが少し分かった気がしました。
来週のレッスンで、オペラを聴いたことによって変化した演奏に気付いてもらえるように練習を頑張ろうと思います。
たまにはオペラを観に行くのもいいな、と私の中でのオペラ苦手意識が若干緩和された公演でした。
🌻