1995.08.29 break away 私の目を盗んで 布団や洗濯物を取り込む間が無い程 唐突に強引に 大粒の雨が降ってくれたら 私はそれらが一気に水を含んで行く様子を 数分間に渡って眺めた後 実は何日も前から用意をしておいた 他人にとっては下らない 私にとっては相当に重要な荷物を抱えて 私と同じ位に壊れかけている車に乗り込み 曲がったことのない所を曲がり 読めない地名が延々と続く 私にすれば地の果てまで 自意識を失えることを夢見て 走る