こんばんは。


ひるなまの夫です。



みなさま、いかがお過ごしでしょうか。


番外編となります。お付き合いのほどを。





悲しい話からのスタートになります。


Twitterとブログで相互フォローだったモモさんが、天国へ旅立ってしまいました。

モモさんの旦那さんから、先だってご報告がありました。


ブログやTwitterで、たいへんお世話になりました。


ひるなまのように食べることも料理も大好きで、

ディズニーとゲームが大好きで、

旦那さんのことが愛おしい、大好きだと、ことあるごとに言っていたモモさん。



今はうまく言葉がまとまらず、

後ほど、お悔やみの言葉を、と思いますが…



「末期ガンでも元気です」のコミックスを、

お守りとして大切にしていただいていた、とのことでした。

読むだけでなく、お守りとして入院した病院に持って行かれていたそうです。


ひるなまの本を、そんな風に思ってくれるなんて、とても嬉しかった。

もっともっと、たくさんお話ししたかった…







手前味噌ながら、

私は、前からずっと、ひるなまのかいた「末期ガンでも元気です」は、すごい力を持っていると思っているんです。


ちなみに・・・

このブログは、夫サイドの闘病記を、いわば「元気です」の「副音声」として記録し共有していくことを目指しています。


患者さんのみならず、患者さんを支えるご家族、ご友人の立場の方々にとっても、励ましや慰めや勇気や笑い、経験談、情報、共感、そうしたものが少しでもお届けできるのではないかとの思いから、書いています。


また、ブログに本編のこぼれ話を盛り込むことで、拙いながらも「末期ガンでも元気です」を補完して、読者さんがより深く読み込めることを目指しています。


もちろん、ブログやボイスコミックをきっかけに、がんという病気やひるなまに、興味を持っていただいた方も、おられると思います。


そんな方々に「元気です」を手に取ってもらえたら。そんな思いがございます。


最終的には、ブログを通して、ひるなまの「生きがい」となってくれたフォロワーの皆さん、読者の皆さんへの恩返しをしたい、そんな風に思っています。


長くお付き合い頂いている方はご存知の通り、この決意はブログ開始当初から変わっていません。



こうして私が私なりの思いを持ってブログを運営する一方、


ひるなまは、すでに新たな世界に旅立ってしまっています(今頃、どの辺だろうかねにっこり)。


しかし、その事実だけによって「元気です」の価値自体が薄まることはないと思っています。



なぜなら、

「元気です」は、


「コレをすれば、ガンが消える!」

「このように過ごせば、100%完治します」


といった胡散臭い類のものではないからです。



「元気です」は、ひるなまが自分の病や現状を受け止めて、精一杯生きた、その証の一部です。

その過程において、闘病に臨み、また夫や姉、実家との関係もリアルに描いています。

その節々に、オタクBLエロ漫画家の匂いがするという・・・



「元気です」は、基本的にあの明るい感じですしニコニコ、そして作者が主人公のエッセイです。

したがって、今読むと切ない、そんな風に感じることもあるかもしれません…

私もそうですから。



事実、「旅立った方のエッセイを病院に置くのはいかがなものか」

そんな意見を目にしたことがあります。


確かに、エッセイである以上、考えなければいけないのかもしれません。このご意見は、いち意見として尊重されるべきです。



しかしですね、ひとつ言及しますと…


作品で描かれた私たちのあの日々は。

常に一生懸命に、病気から逃げずに向き合ってきました。辛いこともあったけど幸せな時間がたくさんたくさんありました。


そこに一つとして嘘はありません。


文字通り、「元気です」な日々でした。

本編内の、入院、手術も、化学療法も、副作用対策も、言われて嬉しい言葉も…


コミックスにだけ描かれている、お話の結末部分も含めて、本当のものです。


予後平均を上回ることになる、ひるなまの闘病の軌跡は、間違いなくリアルなものであります。


(参考になるかどうかは、「人による」のですけども…)



がんは、怖い病気です。

それは間違いありません。


たとえ、どんな優れた闘病記を読んでみても、その事実は変わらないのです。


(私もそろそろ検査です)


(胡散臭いタイトルの本やYouTubeには気をつけてくださいね。)


そして、それに対抗すべく、さまざまな治療法は日進月歩、次々新しいものが現場に投入されているのもまた、周知の事実だと思います。


新たに標準治療のレジメンとなる抗がん剤や分子標的薬などの登場、がんゲノム医療、腹腔鏡手術やロボットによる手術など…


そんな中でも、

「元気です」において描かれている内容については、

大腸がんと診断された患者の闘病記として、今後しばらくは基本的な情報源としては十分なものとも考えています。


(矛盾するようですが、「元気です」における治療や手術などが圧倒的に過去のものとなるくらいの、革命的な予防法、検査法、そして治療法が生まれてほしいのが本音ですが)



モモさんの思いに、私は強く励まされました。


お守りとしていただけるような作品となった「元気です」を、ニーズをお持ちの方に届けたい思いがますます強くなりました。


もちろん、先ほど書きましたように抵抗がある方もいらっしゃると思います。

今後も引き続き、無理強いをするつもりなどありません。


私のスタンス、ご理解いただければ幸いです。



今後も、「元気です」とこのブログが、何かの誰かのお役に立てるよう、私自身、引き続き出来ることをやっていきたいと思っています。


と、ここまでは私個人の決意です。





引き続き、お付き合いのほど、よろしくお願いいたします。


そして、「元気です」やブログやtwitterをお読みいただいて、結果としてなんだか辛い苦しい、そんな時は、どうか無理なさらずにいてくださいね。

それはブログでもSNSでも、一般的にはどんなことにも言えるものですけどね。



何かのご縁があって繋がっていただいた皆さんのQOLが、日々上げ上げとなることを、私は何よりも強く願っていますのでね爆笑



ということで、番外編ですが、書かせて頂きました。

本日はここまでとなります。




次回からは、ブログ本編に戻ります。


姉さんにっこりと一緒に、大腸内視鏡編ですね。


姉に叱咤激励された夫のとった行動とは・・・にっこり

その頃ひるなまは誰かに謝っていましたが・・・驚き



引き続き、「夫から見た元気です」、よろしくお願いいたします。

今日もお読み頂き、ありがとうございました。




ひるなまの夫