▲ 【CONTENTS 1】イントロダクション、夫から見た「元気です」、「元気です」のその後
(ポラリスHP)
(全10話)
第53回です。
☆記事中、「うつ病」について言及しています。
私自身が経験した、休職中の状態や、その間にしていたことなどについて、その一端を記述します。
時間がかかりましたが、書きます
閉じこもった部屋の中で
▲「元気です」第3話より。
2年間ほど暗い部屋に引きこもり
毎日寝て過ごしていました
概ね、当たりですかね![]()
とにかく、眠かったのです。
特に休職に至るまでの2年くらい、平日はまともに寝てませんでした。
起きたら仕事、帰っても仕事といった具合で…
常に頭のどこかで、たとえ寝る前でも、仕事のことを考えていました。
寝る前に思うのは、
「もう寝ていいのかな…? もう少し仕事してからじゃないと、心配だ…」
でした。
というわけで、
うつ病の病態としては、不眠というより過眠気味でした。
病気のせいもあるけど、慢性的な睡眠不足のせいもあったのかなあ…
うつ病のことを調べると、大体
「パワーが戻ってくるまでは、ゆっくりする。」
「焦らずに、パワーが貯まってくるのを待つ。」
みたいなことが書いてあります。その通りでしたね。
何しろ、休職当初は
起き上がって行動すること自体が、大変でした。
※ドラクエ風にいえば、常に赤枠。
呪いの装備が取れないせいで、回復できないみたいな・・・
または毒の沼に布団敷いてるみたいな・・・。
一方、
ひるなまにしてみると、私の眠りそのものが浅く感じられた、というか「こいつ息してねえ
」と思ったことがあったようで、かかりつけ医に相談して、睡眠時無呼吸症候群の検査入院もしました。(一応、異常なし)
「毎日寝て過ごしていました」
もちろん、
24時間寝ているわけではありません。![]()
噛み砕くと、
毎日たっぷり眠り、そして起きて行動する元気は残っていなく、寝っ転がっていました。
寝っ転がって、自由気ままに過ごさせていただきました。
たまに来る職場からの電話にも、1年以上、出ませんでした。
(出なくていい、との主治医の判断です)
自室では、
ゴロゴロとしながら、
「この際だから」ということをたくさんしました。
好きな小説や漫画を好きなだけ読み、趣味の音楽やラジオをじっくり聞いていました。
また、動画配信で、海外サッカーやメジャーリーグ、プロ野球も毎日見ました。
しばらく、なかなかできなかった自分の趣味を
…こう言っちゃなんですが、「のんきに」、寝っ転がりながら気楽にし続けられたんですね。
この、のんきな日々の積み重ねが、回復にあたり大きかったと思います。
ひるなまは、基本的に私を放牧。
私のしたいことを、したいようにさせてくれたのです。
「眠い時は、寝るのがいちばんだよ」
と言って、寝かせてくれました。
「私は、原稿してるし」
みたいな。。。自然体でした。
だから、なんだか助かりました。
うーん、でもやっぱり・・・
気が気じゃなかったのではないかな![]()
一方、時には、
半ば無理矢理に
「起きろやー!![]()

」
と部屋に乱入し、笑
くすぐったり布団をひっぺがしたり、
敷き布団のはじを持って私をゴロンと転がしたりして、
無理やり起こし、
一緒に散歩に出かけたり、ご飯に出かけたり、、、
今思うと、引きこもりすぎたり、運動量が少なすぎたりすると、介入してきていたのかな?笑
Stay home
緊急事態宣言の何年も前から、
私はすでに、「Stay home」でした。
元気な日でも、なかなか外に出るのは、はばかられました。
道ゆく人に、こんな風に思われている気がしたのです。
「なぜ、こんな昼間に、外を歩いているのかな?」
「どうして、休職中の人がこんなところにいるのかな?」
今思うとありえないことばかりですが
人の目が、とてもとても気になりましたね。
電車やバスも、しばらく、とても乗る気になれませんでした。
移動の手段は車がメインとなりました。
ここまで読んでピンときた方もおられるかと思いますが・・・
私・ひるなまの夫、太りました![]()
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ひるなまの提案
休職して、2・3ヶ月経ったでしょうか。
少しづつ、体を起こして活動できる時間が増えてきました。
いわゆる、睡眠不足感や肉体的疲労が抜けたのかな、後は薬が効き始めたのかなと思っています。
・主治医の先生の、お薬の処方の仕方も大きかったと思います。
体に負荷がないように、穏やかに少しづつ働きかけるよう、薬の種類や量をこまめに調整していただいたのです。
このタイミングで、
ひるなまが動きだしました。(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ)
なんの前触れもなく差し出されたそれは、一冊の本でした。
ひるなまの提案。
それはジムに行って体を鍛えよう、というものでした。
次回、休職編の最終話です。
今回はここまでです。
今日もお読みいただき、
ありがとうございました![]()
お知らせ
「末期ガンでも元気です 38歳エロ漫画家、大腸ガンになる」
なんと、7月15日、5刷が重版出来いたしました。
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— ひるなまの夫🐰「末期ガンでも元気です」ブログ書いてます (@hilnama_danna) 2023年7月18日
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この機会に、ぜひどうぞ!
引き続き、ひるなまと「元気です」のご愛顧のほど、よろしくお願いします!
では、失礼します。
※医療従事者の皆さん、いつもありがとうございます。
ひるなまの夫







