日頃レジを打ちながらレシートを見てて「消費税は消費者が払う税金」と思い込んでいました。しかし2023年10月から導入されるインボイス制度を(一応個人で事業やってますので)どうしようかな~と調べるうちに、大きな勘違いをしている事が分かりました。消費税は正しくは「付加価値税」で、事業者の「仕入れ」以外の人件費や利益を含んだ【粗利】に対して掛けられている税金なんですね。
法人税は利益に対して掛けられるので赤字なら徴収無しですが、消費税は粗利に掛かるので赤字でも徴収されるとんでもない税金です。だから外注や派遣に切り替えて人件費を「仕入れ」にするんですね。私がサラリーマンだった20数年前、規制緩和で技術者の派遣が許可され外注の技術者が職場に多くいました。一方製造現場で社員以外を働かせる事は絶対厳禁でした。
付加価値税は元々フランスで他国から批判されずに輸出産業を補助する目的で考え出された仕組みだそうです。だから輸出戻し税がある経団連は消費税20%とか雇用規制緩和とか言うんですね。失われた30年と言いますが、日本が先進諸国で唯一経済成長しなくなって給料が上がらなくなり貧しくなったのは1989年に導入された消費税が根本原因だと言えるんじゃないでしょうか。
<参考にした動画>
消費税の本質を「税抜き経理」から読み解く!
https://www.youtube.com/watch?v=L3iQZEXxEDU