土曜に1500mのレースがあるので今週は調整メニュー。
土日のダメージがあったので月火はジョグにして疲労抜き。最終刺激として、水曜は土トラックで1200m×1。
トラックが土なのに加え、他のメニューをしていた人たちを抜くために2レーンを走っていたのでタイムが悪くなることは承知していたのですが…全天候トラックで想定していた設定タイムよりも1周あたり4~5秒悪くなっていましたヽ(;´Д`)ノこれはさすがにショック。ただ2日間休んだためか動きは悪くなかったのでそれだけが救いでした。
木曜は200m×3。レースペースよりも速いペースで余裕を持って行うことを目指しました。
結果は設定どおり…というよりも雨や気温の低さを考えたら、かなりいい出来だったと思います。つなぎのジョグもかなり速いペースでこなせていました。レースを想定してスパイクを使ったというのもあるかもしれません。
ほぼ同じ体調で走ることで、土トラックと全天候トラックの違いを改めて感じました。
私個人としては、一長一短だと思っています。
多くのトラックレースが全天候トラックで開催されることを考えると、慣れも含めて同じ環境で練習することは必要だと思っていますし、強い反発から得られるあのスピード感は爽快です。
しかし脚へのダメージが大きいことも事実です。特に距離走などの走り込みを全天候トラックで行うことについて、私はどちらかといえば反対です。そのため私は休養期間があって脚ができていなかったこともあり、ここ数ヵ月は距離を踏むにあたってクロスカントリーばかりこなしていました。
長い距離の走り込みには、そもそもトラックは必要ないという意見もあります。
日本の長距離トレーニングにおいて距離走:いわゆるペース走、ビルドアップ走、変化走は多くの場合トラックで行われていますが、アフリカの選手には「ペース走」といった概念がないという話を聞いたことがあります。
彼らがトラックで行うのはインターバルトレーニングなどのスピード練習だけで、距離を踏む練習はすべてジョグでこなしてしまうそうです。そしてそのジョグはほとんどが不整地でのクロスカントリー走とのこと。
彼らにとって「ジョグ」の概念は日本人と違い、スロ-ジョグからフルマラソンンのレースペース(3分/km)ほどの範囲まで広くカバーしているとも聞きます。
練習メニューについてばかり書きましたが、環境が違う以上練習環境の違いに触れないわけにはいきません。
日本がロードやトラックに恵まれている一方で、アフリカにはトラックがほとんどないそうです。
日本がトラックに恵まれているとは言いすぎじゃないか、という意見もあるかと思います。確かに、特に中学生や高校生などのトラックレースをメインにする選手たちが全員トラックのある練習環境に身を置けているとは言えないでしょう。実際に私も高校生の時、学校のグラウンドは他の部活に占領され、トラックは線も引かれていませんでした。練習は近くの公園や、大学の土トラックを借りて行っていました。近くとはいっても5kmほど離れた公園もありましたが…
アフリカ、特に世界記録を多数保持するエチオピアを例に挙げると、国営のトラックは国内に一つしかないそうです。しかも整備が行き届かず、走路が荒れているとのこと。
インタビュー記事によれば、女子のデファール選手は別の、アメリカンスクールの300mトラックで練習しているそうです。前述の国営トラックは荒れすぎてとても走れないと書いてありました。
男子のベケレ選手が自らトラックやトレーニングセンターを建設中とのことですが、完成したかどうかはわかりません。
こういった環境に比べれば、全天候トラックを無料もしくは数百円で利用でき、そこまでの公共交通もおおむね整っている日本の環境が悪いとは必ずしも言えないと思います。
しかし逆に、丘や山などの不整地を走る環境が日本には実に少ないです。
日本選手とアフリカ勢の間で記録に大きく差が開いていることを考えれば、不整地走の有効性はもっと広く知られるべきだと思います。
私はロードの感触が嫌いなこともあり、不整地練習のできる環境を地図や自分の足で探し、4つほどバリエーションに富んだコースを見つけることができました。
クラブチームの中に好んでロードばかり走っていて、タイムがほとんど同じ選手がいますので、本人と相談の上、了承を得て実験的に走力の変化を比較しています。現在のところ私の考えは揺らがなさそうです。
私自身はクロスカントリー走ばかり行っていますが、知人にはその有効性を説明しつつ、ロードやトラックなどを組み合わせて自分のコンディションを整えていくのがよいのではないか、と話しています。画一的な練習ではモチベーションも下がってしまいますから、適度に刺激のある練習を継続していくことが望ましいのではないかな、というのが私の意見です。