らっきょうとの長い戦いの話 | 明るい家庭菜園

明るい家庭菜園

なんとなく生きてきて何とかなってた私が、なんとなく畑を持ち、なんとなく家庭菜園をしている経過の報告。参考にはなりません。

思い起こせば、私とらっきょうの出会いは6年程前。
畑をやり始めた頃、夫が勝手にらっきょうの種を買ってきて勝手に植えたのが始まり。

らっきょうだぞ!家で漬けたら沢山食べられるぞ!と言う夫に、
 
らっきょう私そんなに好きじゃないんだけど。しかも漬けたことないし。
と言い返したが、
 
俺もそんなに好きじゃないけどさ。
と驚愕の事実をサラッといいながら、大量のらっきょうを植え付けた夫。

あなた漬けるとか言うけど、全部1人でやりなさいよね、あたしに押し付けないでよ。
とか言いながら収穫時期を迎え、収穫をしたが、大量のらっきょうはそれぞれが更に子沢山になって砂だらけで里帰り。

とんでもなく大量の、扱ったことのない野菜に対して一切のやる気もなく、更に当時乳飲み子を抱えて万年寝不足だった私は、何もやらないからね!と夫にらっきょうを押し付ける。

夫は夫で自分の実家に持っていき、あげる。と親に無責任放棄。

いらないわよ!と華麗に断られ、持ち帰ってきた大量のらっきょう。

ほら、あなた一人でやりなさいよ。私は知らないからね。と言いながら、まだ手のかかる子供達の相手をし、寝かしつけ、やっとゆっくり出来る。と思ったら、らっきょうを目の前にして夫が「一緒にやろうぜ!」と爽やかに誘惑。

もう、らっきょうの種を買ってきた時点で100%想像のついた悪夢の未来が現実に。

こういうのはさ!楽しくやるんだよ!季節のイベントだよ!
と夜間授乳24時間育児の大変さを知らない夫が言う。

軽く殺意を抱きながら、2人で夜な夜ならっきょうをあれこれしたのがらっきょうの初めての思い出。


それから毎年なんとなく作っている。因縁の野菜、らっきょう。

たまに植えたけどめんどくさくなって収穫すらしないまま放置したこともある、不憫な野菜、らっきょう。

子供がある程度大きくなり、らっきょうを若採りするエシャレットがなぜか子供にも人気で、それからはらっきょうを作って、エシャレットで食べて、食べきれなかったのをらっきょうにする。というルーティンが出来上がりつつあり。

今年もらっきょうの収穫時期を迎えた。

畑の住人は言う。
らっきょうは漬ける準備して、もう漬けるだけ!ってなってから収穫よ!と。
はい。と、酢と砂糖と塩と唐辛子と入れる容器を用意した。

前回市販のらっきょう酢を使った。
なんかイマイチだった。
レトルト食べた時のように、美味しいけどなんかちがう。みたいな気分。
酢と砂糖と塩それぞれ用意するのとそんな変わらない値段で売っていてお手軽ではあるが、何かが違う。

畑の住人にその話をした。
自分で、配合するのが1番よ!何入れたか把握出来るでしょ!と。

なるほどなるほど。

しかもあの漬け汁は、酢と砂糖と塩なんだから、あれにごま油とか醤油入れたら、夏の冷やし中華のタレにピッタリよ!

おおお!なんて素敵なアイデア!

というわけで、収穫。

らっきょう漬けとその先の冷やし中華を想像したら、もう楽しく収穫。

収穫していたら、また声を掛けられた。

緑色っぽいのは美味しくないから、それは取っておいて来年の種にしなさい!

おお!無駄がない!
なんて素敵ならっきょうの世界。
今流行りのエスディージーズが、ここに!

というわけで、あっさり収穫。

 
 
安定の泥感。
とりあえずこのもじゃもじゃを、選別しなければならぬ。
というわけで、緑のを避けつつ、葉っぱと根っこを切る。
 
 
安定の大量。

エシャレットで食べるし、と多めに植え付けたが、多すぎたらしい。
とんでもない量のらっきょう地獄。

夫は一切手伝わず。
やるしかない。もう、やるしかないんだ。と自分を奮い立たせながら、らっきょうと向き合う2023年梅雨。
 
 
突然登場、雨水タンク。
ちなみに我が家は災害対策に雨水タンクを4台設置いている。

災害対策だが、光熱費対策でもあり、庭の水やりや外のケルヒャー掃除の時に活用(夫が)。
最初は1台あったが、使っていると案外すぐ水がなくなるということが判明。

日常生活でも思った以上に水使っているんだなあ、水を大切にしようと思い、さらに追加購入。

そのタンクの水で野菜を洗う。

泥んこの野菜を台所のシンクで洗うのには抵抗もあるし、結構水も使うので、ほんと買ってよかった水タンク。
 

 

 

見た目のオシャレさより、大容量で無駄のないフォルム。を探した結果この雨水タンクを採用。
スタイリッシュだけど全然容量少ない、とかだと意味がない気がする。
実用第一で選択したこの雨水タンク。何年か使っているがなんの不満もない。最高。
 
という訳で、雨水タンクの水でガッシガシ泥を落とす。
 
 
長くなったので次回に続く。