2月16日、職場の創業記念日で休みだった。
テニスの予定もなかったので、月曜の夜から火がつかなくなっていた、コロナの石油ファンヒーターを修理した。
【症状】
火が着かないという状態の具体的な症状はスイッチを入れると予熱を開始し、しばらくすると点火動作に入るが、その際に出ているはずのスパークが弱いようだ。
正常時の点火の時に聞こえる音は力強い「パチパチ」という音なのだが、火がつかない今は「チッ、チッ、チッ、チッ」と力が感じられない。
チッチッってまるで残念がっているよう。
その後、気化した灯油の臭い風がファンヒーターの口から吐き出され、モニターにE0が表示され、ピピ、ピピって鳴って止まるというもの。

【分解】
手順としては、外枠を外して燃焼室の中を開け、溜まったススを取って、外したものを組み付けるという手順になります。
まずは本体を囲っているパネル類を外します。

①フロントパネルは下の二箇所のネジと上の爪で止められている。
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②リアのパネルは、(下の写真)下の二ヶ所、ファングリルの左側の一ヶ所、上部の一ヶ所、ファングリルの四ヶ所と、(その下の写真)ファングリルを外すと見える四ヶ所の計12個のネジで止まっている。
ついでに下の吸気口の黒い蓋とファングリルに付いてる温度センサーも外します。
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③灯油タンク口の蓋を、止めてある爪を割らないように外す。
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④蓋の下で上蓋を止めていたネジを外す。
(ちなみにこのネジは、他の銀色のネジがタッピングなのに対して、この一本だけ普通のネジなので間違わないように)
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⑤フロントパネルを取るとこんな感じ。
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⑥操作パネルを外すため、止めてある四ヶ所のネジを外す。
さらに温風出口の黒いグリル、両脇と下部の三ヶ所で黒いネジで止めてあるので外します。
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⑦操作パネルと本体を繋いでいるコネクタを外す(刺さっているだけなので、刺さっているコネクタのすぐ近くを持って引き抜く。この時、操作パネルを持って操作パネルで引くと壊れるので絶対やってはいけません)
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⑧後は様々なところに爪があってそれでパネルが仮止めされた状態なので、外して燃焼室部だけにします。
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⑨カバーが付いた状態の燃焼室部分
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⑩燃焼室カバーの両脇下部四ヶ所のネジを外して燃焼室本体をみえるようにします。
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(11)円筒形ものが燃焼室の本体。燃焼室は蓋が爪で止められているので爪を伸ばして蓋を取って中が見えるようにします。
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(つづく)