テート・モダーン再訪 | hillbridge

テート・モダーン再訪

先週末はテート・モダーンにいった。
フリーダ・カーロの特別展は六月からだったので、見れなかったのだが、
常設展をじっくりと見てまわった。


はじめて、テート・モダーンにいったのは2001年の春だったと思う。
元発電所の建物が高い評価を受けていたのもあったが、印象に残ったのは作品がテーマ別に並べられ、テーマにも各作品にも丁寧な説明がついていたことだ。
私は英語の勉強だと思って読み始めたのだが、かなり面白く、なんだかよくわからない「アート」が身近になった気がした。
アート愛好家にとっては、ミュージアムによるテーマや作品の解釈が作品が持つ本来の豊かさを限定させていしまっているという批判もあるようだが、私はテート・モダーンの思い切りを評価している。


しかし、一番衝撃的だったのは、Century Cityという特別展の一環で日本の写真家が立ち上げた「プロボーク」という雑誌の創刊の言葉がすべて展示され、一室を埋めていたことである(ちなみに横の一室には、ヨーコ・オノの「女性上位万歳」という歌がかかりっぱなしであった)。ちょっとくさいがその時にメモった一説を紹介する。


PROVOKE  知の荒廃 多木浩二

「人間は自分がどのような自己完成へ向おうとこの世界にいる限りダメであることを知り、自己とは自己にさしむけた意識のまえに空虚で自分のつくりだした世界によって致命的な損傷をうけていることを知るのである。・・・・」


から延々と日本語のつらなりが展示されているのである。気づかなかっただけかもしれないが、見たところ、英訳もないので、僕が読むために展示してくれているのかと思った程だ。今みると、少し分析的にみてしまっている自分がいるが、やっぱかっちょいい!


いま、ググってみたところ、慶應の岡原先生のHPに説明があった。
http://oka.web.infoseek.co.jp/cgi-bin/pukiwiki.php?Provoke