最近、楽天の調子がいいですね。あ、もちろんプロ野球のほうですが。
楽天といえばノムさん。子供の頃から大のヤクルトファンなので、この人には足を向けて寝られない位、いちファンとして勝手に感謝と尊敬してるんです。著書もけっこう読んでたなぁ、最後に読んだのは2、3年前に「巨人軍論」っていう本だったかな。
今でもそうだけどヤクルト時代からあの独特でプチ哲学的なボヤキは毎日のように新聞等で目にすることがあって、負けてもそれなりに楽しませてくれてました。
そのなかで特に印象に残っているセリフがあって、たしか試合後半にリリーフ陣がくずれて逆転負けした試合後のボヤキだったと記憶してるんだけど、
「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」
ノムさんの作った言葉ではないらしいけど、なんだか妙に心に残って。当時高校生だった自分がこれをどう受け取ったかは思い出せない。まあそれはいいとして、この言葉、当然野球だけじゃなく私生活やビジネスの場面でも当てはまるなって最近思った。
とくに後半の「負けに不思議な負けなし」の部分。
失敗するには必ず原因がある。なんで失敗したのだろう?って、考えるまでもない典型的な失敗パターン(法則)があって、当の本人は必死なのでなかなか気づかない。、端から見てると「あらあら、やっちゃってるよ」って見えてたりもするけど。
が、そんなパターンに陥っても例外的にうまくいってる場合が「勝ちに不思議な勝ちあり」なのかな。
いま本屋に行くといわゆる成功本と呼ばれる類のビジネス書が本当にたくさんある。
大概、「私はこうやって成功した、従ってあなたもこうするといい」という内容で、読みながら、なるほどそんなやり方もあるのか~って参考にしますよね。けど、万人にとって再現性が極めて低いというか、到底マネできない内容の本にもまれに遭遇する。そんな本たちと出会う度にこのノムさんの言葉が頭をよぎる。「きっとこの方は、いわゆる不思議な勝ち方をしたんだろう」って。
決してバカにしてる訳じゃない。「勝ちに不思議な勝ちあり」の言葉から察するに、勝ち方は千差万別だと思うからだ。
だから勝つ為に勝ち方を学ぶのも大切だが、いかに負けないか(失敗パターンに乗っからないか)を学んだほうが近道となるんじゃないかな。
あと成功本じゃなくて失敗本っていうのはあまりないよね。日経ビジネスに「敗軍の将、兵を語る」というコラムがあるけど、読んでみるとむしろ負けたことに全く納得してらっしゃらない方々が言い分というか言い訳を述べてることが多いのは気のせいか。あっ、だから「語らず」じゃなくて「語る」なのか。
ためになるのか、ならないのか分からないけど旬な方達を採り上げてるのでとても面白い。
失敗事例てんこ盛り集みたいな本があったら是非読んでみたいところだ。「人の振り見て我が振り直せ」じゃないけど、とても勉強になるだろう。