最近hillーandoで検索かけると「ひょっとしてtheHillAndon?」と聞かれる。「別に間違いじゃないけど」と思いながら、そちらを見てみると、京都を拠点に活動しているオルタナティブロックバンドだそうだ。二者択一のバンドって何かと思ったら非商業的なものをそういう由。音楽を聞いたことはないが、何となく慕わしい。

昼行灯といえば、ぼんやりした、役に立たない人を嘲った言い方と辞書にある。大石内蔵助の渾名としても有名だ。もっとも、大石にこの称があったという史料的根拠はない。講釈師の張り扇から叩き出された可能性が高い。
ほかに昼行灯と呼ばれるのは、必殺シリーズの中村主水とか、椿三十郎の城代など、ただの役立たずではなく、実は凄い能力の持ち主である場合が多い。彼らは大石のエピゴーネンであろう。これを昼行灯キャラと呼んでおこう。クラーク・ケントあたりも仲間に入れられるだろうが、その代表はやはり大石内蔵助だ。喩えば星の昼見えず、夜は乱れて現れる。彼こそ「ザ・ヒルアンドン」である。

昼行灯キャラは我々凡人の希望の星。俺だってやる時はやる。今は馬鹿にしているがいいさ。その時がくれば、その時がくれば…。
「その時」が永遠にやって来ないとしても。