近デジ活用企画・唱歌「赤穂義士」第三弾は翌明治36年刊の『新教育唱歌』より。

一 頃は元禄 十五年   師走二七の 夜とかや
  赤穂の浪士 四拾七  霏々と降りくる 白雪を
  天の助けと 勇みつつ めざすは仇敵 吉良の邸
二 鳥も林に 塒占め   往来の人も あと絶えて
  熟睡静けき 吉良邸も 哀れ浪士の 襲撃に
  忽ち変る 修羅の場  紅染むる 其処かしこ
三 月に閃く 日本刀   忠義にこりし きつ先に
  打てはらして 亡君の 無明の夢を 覚ましける
  泉岳寺畔 松高く   今に伝えて 香しき

しかし、ここまで三曲が明治35~36年に登場していることは、興味深い。このシリーズがすんだら唱歌「四十七士」も紹介するつもりだが、それを入れれば四曲が日露戦争前の時期に集中していることになる。