Android の TSUTAYA GALAPAGOS のアプリがシャープ以外のスマートフォンでも使えるようになったが、電子書籍大手の一つであるマガストアが地味にアップデートされ 003SH にも対応するようになっていた。

電子書籍の世界も囲い込みが本格化してきたようだ。


GALAPAGOS はその名のとおり独自の進化を見せていたが、どう考えてもオープンプラットフォームにするほうが TSUTAYA にとってメリットがある。次はタブレット型への対応か。


一方のマガストアは TSUTAYA GALAPAGOS より雑誌に関しては品揃えが豊富な印象をうける。PC や iphone、さらには一部の携帯電話にも対応しているので、複数のデバイスを持っている人にとってはメリットがあるだろう。


アンドロイドマーケットでマガストアのレビューを見ると、かなりこき下ろされている。これみてダウンロードする人いるのかと思うくらいだ...


とりあえず 003SH にインストールしてみた。インストールは無事に終わり、起動もする。検索もできる。購入の手前までは問題なし。以前インストールしたときは購入の部分をタップすると「対応機種外です」のようなメッセージが出て先に進めなかったので、今回はきちんと動作しているっぽい。


で、やっぱり気になるのでとりあえず1冊買ってみた。



結論としてはレビューは参考になるな...と


GALAPAGOSと比べると解像度は悪い感じがするし、アプリの操作性が悪い。特にスクロール。見づらくてスクロールがしづらいなんて致命的じゃないのか。GALAPAGOSは片手で使えて親指で軽くページめくりをすることができるが、マガストアでは移動量が足りないのか上手くページ送りができない。仕方ないので両手で使うと。どうも引っかかる感じがして快適な操作というわけでもない。しかも体感できるほどGALAPAGOSより重い。


GALAPAGOSはデータを本体にダウンロードするので、一度ダウンロードしてしまえば次からは本棚からすぐに読めるが、マガストアは購入した書籍を開くたびにアクセスしてダウンロードしているっぽい。


強いてメリットを上げるのであれば、GALAPAGOSは起動すると全画面表示になってしまい、上部のステータスバーを操作できなくなってしまうが、マガストアはこの部分は表示される。時間もわかるし、書籍を読みながらWinampなどを操作することができる。


解像度は拡大すると比較的きれいなので、縮小がうまくいってない、というか最適化されていないのだと思う。もし、GALAPAGOSを使っていなかったら、これが当たり前とも思える出来にはなっているような気もする。ただ、GALAPAGOSを使ってしまったらこちらには戻れない。


マガストアのアプリを使ってGALAPAGOSの良さを再認識したと。


こうなるとますますGALAPAGOSの機種拡大を期待しちゃうなー。PCはともかく、タブレット型とiOSには対応してほしいなぁ。