4月22日にレクサプロの製造販売承認がおりた。
これで、エスシタロプラムの日本での発売名が正式に「レクサプロ」になったようだ。
日本のメーカーが絡むと結構アレレな名前になってしまうことが多いけど、今回は海外で通用している名前で通った。
あとは薬価基準収載をもって発売、ということになる。
気になるのは薬価。承認されたのが10mg錠のみで、これで十分効果があるらしいので、サインバルタ30mgと同じくらい230円くらいになるのだろうか。
それでも本当に10mgで十分ならジェイゾロフト50mg×2より格段に安くなる。ちょっと期待。
それにしても10mg錠のみってのも凄い。
最初からいきなり最大量で、そのまま維持ってのもSSRIのこれまでのセオリー(というか抗うつ薬全般のセオリー)からするとよほど副作用が少ないのではないだろうかと予想される。
2009年のLancet調査では忍容性でトップの評価を得ていることからも、比較的飲みやすいんだろうと思われる。
ジェイゾロフトあたりでまったく問題ない人出あれば、いきなり最大量でも大丈夫なのではないだろうか。
ただ、新薬なので当初は2週間縛りがあるのがきついなぁ。
これだけもらうために月に2回も通うのもどうかなぁと思うし。(いまは月1ペースなので)
もし20mgまでの増量が可能だとしたら、20mgの2週間処方で、実際には10mgの4週間なんてのも出てきそうだ。
(リフレックスの発売当初、2錠×14日、頓服2錠×14日という謎な処方をされたことがある... 良い医者だったのだが、その後そういった処方はなくなり2週間までしか出なくなった。レセプトはねられたのだろうか)
アモバンの改良系であるルネスタも臨床試験が終わり承認申請が行われているみたいなので、毎年1つ2つメジャーな薬が出てくる感じだ。
2009年はレメロン/リフレックス
2010年はサインバルタ/ロゼレム
2011年はレクサプロ/ルネスタ(?)
エフェクサーあたりも承認申請を目指しているっぽい(本気度低そうだけど)ので、これからも目が話せませんね。