ユーパン - U-Pan (ロラゼパム - Lorazepam)


製造販売元 沢井製薬


ワイパックスのジェネリック。
名称の由来は不明。


ロラゼパムは米国のワイス社によって開発された。抗不安作用、抗抑うつ作用がジアゼパム(セルシン、ホリゾンなど)より優れているとされる。不安、緊張、抑うつの効能がある。


Tmaxは2時間、T1/2は約12時間。中時間型のマイナートランキライザー。
薬価は0.5mgで5.5円。先発薬のワイパックスは7.1円... ほとんど差がない。


ユーパンは良くわからないが、先発薬のワイパックスは舌下投与もOKとのことなので、錠剤自体が他のマイナートランキライザーと比べてもかなり小さい。あまり小さいとPTPパッケージから出しにくいんだよな、これが。


ロラゼパムは比較的強い健忘効果があるとされているので、もちろんアルコールとの併用は避けた方がよい。アルコールとの併用は致命的な呼吸機能低下を引き起こすこともある。またうつ病患者に投与すると、緊張感がとれたことによって自殺に走る危険性も指摘されている。


このユーパンはワイパックスのジェネリックなのだけれど、沢井製薬が大手ジェネリックメーカであることと、ワイスがワイパックスの生産ラインを止めた過去の経緯などがあり、比較的メジャーなマイナートランキライザー(?)である。


tomaは調子が絶不調の時に処方された(同時期にレキソタンも飲んでいたのだけれど)

眠気に関してはやはりレキソタンより眠くなる。特に血中濃度がピークになる2時間後くらいには、あくびが止まらなくなった。(うとうとはしない)で、ピークを過ぎるとあくびもでなくなり、落ち着いた感じになる。

肝心の抗不安作用に関しては確かにピーク時頃になると「効いてるなぁ~」と思えてくる。倦怠感も無く、何故かとてもリラックスした感じがする。


筋弛緩作用も強めっぽいからかもしれないね。