リフレックス - reflex (ミルタザピン - Mirtazapine)
製造販売元:明治製菓
オルガノン(現シェリング・プラウ)によって開発され、日本では2009年9月から発売された従来とは全く作用機序が異なる抗うつ薬。本家のシェリング・プラウからはレメロンとして同じ成分の薬が併売されている。
名称の由来は「RE(REMISSION:寛解 RECOVERY:回復)+FLEX(FLEXIBILITY:しなやかさ・柔軟性)→REFLEX」(明治製菓)とある。
ちなみに本家レメロンの名称の由来は「ラテン語の古い格言"Luctor et Emergo"(苦労するが、やがて苦境から抜け出す)に由来する。」(シェリング・プラウ)
コッチのほうが眠気の副作用が強いリフレックスにはあっているような...
リフレックスの特徴はノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ剤(Noradrenergic and Specific Serotonergic Antidepressant: NaSSA)という新しいカテゴリーの薬であること。日本で始めてプラセボに対する優越性が検証された抗うつ薬だという点にある。
効果の発現が速く、半減期が長いため1日1回の服用で済むし、肝代謝酵素に対する影響が少ないといいことづくめのこの薬、最大の欠点は眠気の副作用。
Tmaxは1.1時間、T1/2は31.7時間(15mg)。
薬価は1錠あたり169.3円... 高ぇ。
傾眠の副作用が約5割って、本当はみんな眠くなっちゃうんじゃないのだろうか、と思って恐る恐る飲んでみたけれど、tomaは眠気の副作用は感じられなかった。翌朝もふつうに起床、ジェイゾロフトのときみたいにあくびが出続けるなんてこともない。変化があるとすれば、飲んでから1時間くらいたつと何故か頭が熱くなる感じがする。
希死念慮が少し薄くなったような気がする。
眠気の副作用については、ずーっと三環系抗うつ薬を飲んでいるのが影響しているのかもしれない。眠くなる部分をアモキサンあたりが防いでくれちゃってたりして。