トレドミン - Toledomin (ミルナシプラン塩酸塩 - milnacipran hydrochloride)


hiliteblue-toledomin

製造販売元:旭化成ファーマ

提携先:ピエールファーブルメディカメン


日本国内初のSNRI(Serotonin-Noradrenaline Reuptake Inhibitor)。日本ではヤンセンファーマ扱いと旭化成ファーマ扱いの二種類が流通している。(tomaは旭化成版)。海外では抗うつ薬としてはixel、線維筋痛症の治療薬としてSavellaという名前で流通している。


トレドミンの名称の由来は「Tolerance is dominant(忍容性が優れている)」(ヤンセンファーマ)


なるほど、確かに同じような効能を持つトフラニール(イミプラミン)と比較して効果は匹敵し、より副作用が少ないという結果が出ている。


トレドミンの良いところは副作用が少ないのもそうなんだけれど、ハミルトンうつ病評価尺度別改善度のグラフを見ると、「仕事と興味」が65.3%と、仕事をしているtomaにとってはかなり興味のある内容。


SNRIは比較的新しい薬なのだが、日本での承認がはやかったこともあり、今ではジェネリックも手に入る。


投与量25mgでのTmaxは2.0hr、T1/2は8.2hr。パキシル(約14hr)、ジェイゾロフト(24hr)に比べるとかなり短い。朝7時に飲むとして、17時には半分になってしまうので、朝晩2回というわけにもいかない。

薬価は15mgで30.9円、25mgで45.9円とSSRIと比べるとちょっと安い。ジェネリックにすれば25mgで32.1円(東和、澤井)


通常は1日25mgを初期用量として、1日100mgまで漸増する。tomaは30mg/day(15mg×2)からスタート。


胎児危険度分類は「カテゴリーX(米国)」妊婦は絶対飲んじゃダメ。


ところでtomaの最初の感想は... これはラムネか!?


作用も感じなければ副作用も感じない。トフラニールと比べると、まったくといっていいほど副作用がない。口も渇かなければ焦燥感みたいなモノも出てこない。おまけに有名な吐き気も滝汗も全く出ない... これ用量不足なんですかね。


結局、用量不足とはいえ、あまりにも効果がなくて2か月で処方せんからカットされましたん。


トレドミンはトフラニールと似たような作用を示すらしい。数字だけ見るとトフラニールの改善版のようにさえ思えてくる。tomaはトフラニールをしばらく服用していたが、口渇には結構悩まされた。トレドミンは副作用もない代わりに効果もなくなってしまったようだ。アモキサンと併用してたからあまり用量増やしてくれなかったんだよね。でも単剤MAXで賭けてみる程期待も感じなかったりして。