トフラニール - Tofranil (イミプラミン塩酸塩 - imipramine hydrochloride)


hiliteblue-tofranil

製造販売元 ノバルティス ファーマ


名称の由来は不明


いまでは最古の三環系抗うつ薬といわれているイミプラミンはいまから遡ること60年前の1948年にガイギー社(チバガイギーを経て現ノバルティスファーマ)で当初は統合失調症の薬として合成された。臨床試験では統合失調症には不向きであった。ところが、どうやら抑うつ症状には効くのではないかと気づき試験をしてみると、これまでの抗うつ薬と比べ効果があることがわかった。こうして1950年代にイミプラミンはトフラニールとして国際デビューを果たすのである。


トフラニールはいわゆる第一世代の三環系抗うつ薬なので、口渇や便秘、尿閉といった抗コリン作用があるかわりに、SSRIより高い効果を示すといわれているので、一般的にはハイリスク・ハイリターン型と思われている。セロトニンの再取り込み阻害作用が強いSSRIと比べると、トフラニールはセロトニンだけではなくノルアドレナリンも再取り込み阻害作用があるので、「やる気」を改善すると期待されている。


ちなみに、セロトニンとノルアドレナリンの再取り込みを阻害するSNRIであるトレドミンの比較対象薬になっている。


うつ病では通常1日25mg~75mgを初期用量とし、200mgまで漸増する。

Tmaxは2~6時間、T1/2は17.1~21.8hrとされている。

薬価は10mgで9.7円、25mgで11.2円と安価である。max200mgまで飲んだ場合でも89.6円とジェイゾロフトのmax100mg(50mg×2で433.8円)と比べると約1/5である。トレドミンmax100mgでも157円なので半分強といったところ。10mgは三角形のちょっと変わったカタチ。


tomaはやる気UPのためにトフラニール+アモキサン(+エビリファイ)の組み合わせで飲んでいるので、トフラニール単体ではどれほど持ち上がるのかはわからないが、この組み合わせはかなりいいかもしれない。

表現が難しいのだけど、めんどくせーという感情は出ても、いわゆる億劫感はかなり減っている(なんだか自分で書いても違いがわかりにくいな)


ただ結構眠くなるねこれ。午後になると眠気が抑えられなくなって仕事中もうとうとしてしまう。これまでもジェイゾロフトを飲んだ初期には似たような状態だったので、どうやら薬を代えるとしばらくカラダがなれるまでは眠気が襲ってくるようだ。(特に、セロトニンに作用する薬にこの傾向が多い)


それにしても便秘も口渇もないんだけど、これって効いてないんじゃ...