ベタマック - Betamac （スルピリド - sulpride）
製造販売元：沢井製薬
効能又は効果/用法及び用量
胃・十二指腸潰瘍
スルピリドとして、通常成人1日150mg(本剤3錠)を3回に分割経口投与する。なお、症状により適宜増減する。
統合失調症
スルピリドとして、通常成人1日300～600mg(本剤6～12錠)を分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日1200mg(24錠)まで増量することができる。
うつ病・うつ状態
スルピリドとして、通常成人1日150～300mg(本剤3～6錠)を分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日600mg(12錠)まで増量することができる。
ドグマチール
のジェネリック。生物学的同等性試験により、ドグマチールと同じ効果が現れることになっている。
沢井製薬はジェネリックメーカーの中でもトップクラスで、医師の間でも評判がいい。
tomaもこれまで「ベタマック」のほかに「イソクリン」を処方されたことがあり、「メデポリン」も処方されそうになった（このときは「ソラナックス」に変えてもらった、なんとなく）
ベタマックはドグマチールに比べると、非常にPTPシートから出しづらい。なんとなく真ん中が盛り上がっている形状が出しづらい原因だと思う。指先が衰えている人だとうまく取り出せないのではないかと余計な心配をしてしまう。
薬価は50mgでドグマチール17円、ベタマック6.3円と格段に安い。
うつ病だと1日3錠が基本なので、ドグマチールの51円に対して18.9円。32.1円の差なので、3割負担で9.6円... 1年間で3千5百円くらいの差を高いと見るか安いと見るか。（倍量処方されていれば開きも倍になりますね）
ベタマックはドグマチールに比べて、若干溶出率が高いが、50mg経口の対象試験によればCmaxはドグマチールより低く、AUC0-48hrはほぼ同じという結果になっている。
Tmax、T1/2はドグマチールよりも遅め。100mg、200mgと増やしていくと、Tmaxはドグマチールよりも遅いものの、T1/2はむしろ早くなっている。
つまるところ、なかなか立ち上がらないが、あっさりと代謝してしまうという傾向なのか？
tomaはどちらかというと先発薬好きなのだが、ベタマックとグッドミン、セニランはわりと良くチョイスする。グッドミンにいたっては何もレンドルミンを処方してもらう理由はないように思える。なんたってチエノジアゼピン産みの親の吉富プロデュースなのだから。
ちなみにtomaはドグマチールでもベタマックでも抑うつにはほとんど効果が無かった。
いちばんの効果は食欲不振の回復か...