レキソタン - Lexotan (ブロマゼパム - bromazepam)


名称の由来無し。(ロシュまたはエーザイ)


ロシュの最も熱狂的なファンを持つ抗不安薬。日本ではライセンスのいろいろな問題からロシュ子会社の中外製薬ではなくエーザイが扱っている。エーザイはサイレース+レキソタンという最強の組み合わせを持ってる、すごいぞエーザイ!


1970年代に、ベンゾジアゼピンの父といわれるスターンバックにより開発されたものがレキソタンの一般名ブロマゼパムである。

神経症・うつ病による不安、緊張に効果があり、睡眠障害にも処方される。抑うつ状態の不安感を訴えると初診でも処方されることも多い。

tomaは「レキソタンを飲んでみたい」と、銘柄指定で処方してもらった。


胎児危険度分類は「カテゴリーD」。ヒトの胎児に何らかのリスクがあるという証拠があるので、妊婦はできる限り避けることが望ましい。よほどのレキソタン依存でなければ何とか我慢すべき。


神経症・うつ病の場合は1日6~15mgが処方される。血中濃度は投与後1時間で最高に達し、半減期は約20時間。体感的には投与後15~30分で効果が現れ、切れるのが数時間といったところ。

主な副作用に眠気(15.69%)、ふらつき(7.75%)などがあるが、tomaにはまったく現れていない。

むしろ2mg1錠では効き目がほとんど無いので、今は2mg2錠にしてもらっている。


いくらでも眠っていられるならば別だけれど、社会生活をなんとか送っているメンヘラーには強力な味方。

眠くならないということは仕事に差し支えることが少ないので、働く身としてはものすごく重宝。

もうレキソタン無しではやってられないという気分にさえなってくる(依存)

おまけにレキソタンの薬価は2mgで7円、5mgで16.6円と、得るものを考えるとヒジョーに安い。


ジェネリックにセニランがあり、こちらは3mg錠というオリジナルには無いサイズがある。(どう使うのだろう?2mgだと足りなくて5mgだと多い場合?)


tomaの服用感としては、とにかくまったく眠くならないので、日中安心して服用できる。眠くなるのが心配で飲めないのだったら抗不安薬の意味ないしね。

飲むと劇的な変化は無いが、なんというか、細かいことが気にならなくなる。これを飲まないと特定のシーンで不安が最高に高まりおかしくなりそうになっても、レキソタン1錠から2錠でなんとも無かったように思えるから不思議だ。ただ、レキソタンはどんどん量が増えていくのでちょっと怖い気がしないでもない。


力値としてはソラナックスのほうが高いが、なにせレキソタンは1錠で5mgまでのめるので(ソラナックスは0.8mg)効果が高い。レキソタンはそのネーミングから一部に根強いファン(?)がいるが、たとえ違った名前だったとしてもこれだけ優秀な薬だったら売れるに違いない。