リーゼ - Rize (クロチアゼパム - clotiazepam)
「lyze(分解する)->不安をとる、Rize(上る)->気分高揚、RIESE(独)巨人」(田辺三菱製薬)
ロシュやらファイザーやらワイスやら外国産が強い抗不安薬の中で、リーゼは純国産。吉富製薬で開発されたチエノジアゼピン系の抗不安薬。ベンゾジアゼピンの抗不安薬と同じような振る舞いで、不安、抑うつ、睡眠障害に処方される。
抗うつ薬としては比較的弱いので、不安を訴えると最初に処方されることが多い(tomaはいきなりデパスが出たけど)
日本ではわりと処方されるが、北米では承認されていない(らしい)
薬価は5mgで7.8円と安い。ジェネリックのイソクリン、リリフター、リルミンは6.1円と大差が無い。
1時間弱で血漿中最高濃度に達し、6時間前後の半減期のいわゆる短期型。
通常は成人に対して15mg~30mg/dayが処方される。
即効で体感できる人もいて睡眠薬を使ったことが無い人ならば睡眠導入剤代わりにもなる優れもの。
tomaは「軽めの抗不安薬がほしい」といったらあっさり処方された。(拍子抜け)
初めて飲んだときは休日出勤している真昼間に飲んだのに、気がついたら寝てしまっていた。
薬のせいなのか疲れていたからなのか...
2回目以降は多少眠くなることがあっても、寝てしまうほどでもない。
飲んでから15分くらいでなんか変化があるような無いような感じで効いてくる。
ソラナックスやデパスに比べると眠気も少ないので、日中仕事をする人でも使えそう。
この効き目の弱さがウリなんだと思う。