ジェイゾロフト - J ZOLOFT (塩酸セルトラリン - sertraline hydrochloride)


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「JZOLOFT の "J" は "Japan" の頭文字Jを示している。"ZO" はラテン語で "心" や "気分"、"LOFT" は "持ち上げる" という意味を持つ。」(ファイザー)


うーん、なかなかセンスのあるネーミング。海外では商品名「ZOLOFT」で販売されている。

日本では「ゾロ」「ゾロ薬」というとジェネリック医薬品を指すことがあるので、それと混同しないように「頭文字J」。

米国では2006にゾロフトの特許が切れ、現在は「『ゾロ』ゾロフト」(セルトラリン)が手に入る。


国内で3番目に承認された選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)。ファイザーが作成したジェイゾロフトの冊子の同じページにうつ病他に対して「優れた効果を示し」たと書かれている一方で、「効果を保証するには不十分」とどっちなんやねん!ということで日本精神神経科診療所協会とモメたりして、なかなか難産だったようだ。


ま、どちらにしても効果が感じられる人にとってはどうでもいい(?)話で、tomaはこの薬でかなり調子が良くなった。


SSRIは三環系抗うつ薬に比べて副作用が軽減されているといわれているが、不眠などの睡眠障害、日中の眠気、振るえ、悪心・嘔吐、口内乾燥、下痢、食欲不振などの副作用が現れることがある。

たいていこれらの副作用は(性欲減退を除いて)2~3週間で落ち着いてくるが、それまで耐え切れず離脱してしまう人もいる。

英国の医学誌lancetに発表された論文によればジェイゾロフト(セルトラリン)は使いやすさで2位という高順位。

英国では1990年から、米国では1991年に承認され、日本では2006年7月発売と後発ながら、どんどんシェアを伸ばしているようだ。


ジェイゾロフトの良いところは半減期が22~24時間と1日1回服用ですむところ。処方の上限は100mgだが、これを「50mgを2回に分けても1回でもどっちでも良い」(tomaのドクター)

通常は25mgから始めて1週間ごとに増量し100mgまで上げる。そのまま様子を見る。tomaは1週目25mg、2週目50mg、3週目から100mgで、そのごずーっと100mgだった。


胎児危険度分類は「カテゴリーC(米国)」。先天性欠損症が発生する割合が高くなるとされている。


tomaが初めて飲んだSSRI。最初25mgからスタートしたが眠くて眠くて仕方なかった。2週間後に50mgになったときも眠くて、4週間後に100mgになっても眠気は続いていた。最終的には50mgで落ち着いたが、その時は眠くもなんとも無く飲んでいることを忘れかけていたが、3日ほど断薬してみると気分が非常に落ち込んで、効き目を体感することが出来た(良い子のみなさんはマネしないほうがよいかも)