前回に続いて、上のドがドと認識できなくて
ひとつずつ和音を見て「何だろう?」と一回一回考えて立ち止まる個所です。
「ドじゃなくてもいいじゃん」
という見地からこの部分を弾くための考察です。
問題の個所
二つ目の和音で、右手の小指が「Cの周辺を彷徨う」
私のアタマの中では、二つ目の和音のときにラが歌われています。
ラドミの和音なのでドは存在感が薄いんですかね。
私には存在感の薄いCですが、ドと読まなければ何と読むか?
ドのご先祖である ut は、
1つのデドゥクツイオの中では「最も低い」所に現れるので
E→高いC と動くときに、Cは「高い」から ut ではない。
高いCの読み方は、ファです。
E→高いCの6度、これは、ミファと読みます。
17世紀にフランスで「階名のシ」が発明されるまでは
階名ではそのように読んでいたと思われます。
楽器を演奏する人はわざわざ階名にしなくても音名で読んでいたと思うんですよね。
YouTubeでイタリアの楽器レッスンを拝見したときにはABC(アビチ)で歌ってました。
ともあれ、6音のソルミゼーション
ミから始めて6個の音を上昇させてみると
ミファソレミーファー
5個の ミファソレミー の後ろに ファー と付けました。
楽典を習った経験も無く
合唱団に入っていたころは、ハモる事だけ考えていて
5度とか6度とかあまり意識していなかったので
6音のソルミゼーションを習ってから初めて意識しています。
*
今日の主題
さて、ブルグミュラー4番の問題個所に戻って
前回は鍵盤楽器と違う音のミを想像したのですが
今回は鍵盤楽器からの音のままです。
素人なりの5度から6度への工夫です。
(今回のアレンジ)
6度のE→C(ミファ)の前に、
5度のE→H(ミミ)を入れました。
合唱をやっていたころ、ミシという5度が苦手でした。
ミミにしてから、歌う時のためらいが無くなりました。
*
余談ですが、ピアノのついでに
自分の6度の音感の練習にこんなのを考えました。
実際は、右端のは余分です。
右端の H→F は減5度で、三全音になっちゃうので
実際に出てきた時に考えればいいことだと思います。
下の段、右端はカットして、その前の6度 A→E→F
読み方は レ ラミ ファ となります。(ややこしや)
とりあえず、完全5度の上に半音が来るか全音が来るかってことかな。