通っている教会でも、歌が少しずつ始まりました。

 

ミサ中には、答唱詩編とアレルヤ唱が歌われました。

ミサ後には新しいミサ曲の練習も始まりました。

 

新しいミサ曲を皆さんと一緒に歌ってみたら

一人で練習していたときとまた違った印象でした。

意外と歌いやすいし

音を取りにくい箇所も一度歌えてしまうと

理屈にならない納得感が得られました。

 

歌詞の翻訳にはいろいろと意見もありますが

これはこれで素直に歌ってミサに与れそうです。

 

ここだけの話

ひとりのおじさんがどうしても拍子のある歌にしたがります。

2拍と3拍で複合リズムで解釈できると良いのですが

そういうのは大変そうでした。

いろいろなセンスの人がいるんですね。

 

教会音楽は今でこそバッハやヘンデルが有名で

西洋音楽にばかり慣れていると

2拍子、3拍子、4拍子から離れられないんですね。

 

西洋音楽史をたどってみると

「言葉の音楽」と「身体の音楽」の2つがあるように思います。

「身体の音楽」は労働や踊りなど民間にあったもので

ジョングルールなどの楽師がお金をもらって演奏したりしていた。

今の西洋音楽のように拍子を持ちます。

「言葉の音楽」は、演説や詩の朗唱などから発達したと考えられ

広場で語られ、教会や貴族の屋敷で歌われていたものです。

言葉にそのまま音を付けたところから始まったと考えられます。

 

記譜法の発達から合奏の複雑化により

西洋音楽は拍子を持つものに変化していきました。

 

 

拍子の無い、あるいは自由リズムの

有節歌曲の動画を二つ挙げます。

 

教会音楽として取り上げるのは

グレゴリオ聖歌 "Veni Creator"

 

 

世俗曲として取り上げる動画は、

ベルナルド・デ・ヴェンタドルン

「ひばりが飛び上がるのを見るとき」

ちょっと極端な演奏です。