(若干、加筆・修正しました)

 

 

グレゴリオ聖歌の勉強をしています。

 

 

今週のノートです。

"per nokutem"が聖書と違って単数形なので直しました。

 

アンティフォナ

Bonum est confiteri Domino :

  喜ばしいこと、主に信仰告白することは

 

et psallere nomini tuo, Altissime.

  そして、誉め歌うことは、あなたの名を、いと高き方よ

(訂正)"nomini" の"-ni" で、× fm → 〇 mf

     四角譜で縦のときは 下から上に読みます。

 

(注釈)"Altissime" の "-si-" は、半音なので fm しかありませんが

    "-me" は、これで間違いってほどじゃないですが

    詩編唱の最後の譜読みがベターだと思います。

 

詩編唱

Ad annuntiandum mane misericordiam tuan

  告げ知らせることは、朝に、あなたの慈しみを

 

et veritatem tuam per noctem.

  そして、あなたのまことを、夜中ずっと。

 

後ろが詰まったり、途中で抜かしたり

四苦八苦しました。(^^;

 

 

 

4つ目の写真、挿入の直前の4つの下降音型をみると

普通のドレミで レドシソ(シはナチュラル)

6音にするとき、シ♮は「ミ」と読みます。

→ sol fa mi ut

 

ドは、この場合 fa です。

 

 

この曲では、アンティフォナと詩編唱それぞれの

終わり方は同じメロディーです。

(2つ目の写真の下に注釈あり)

"Altissime" の "-me" と、 "noctem" の "-tem"に

フラットが1つだけあり、6音での読み替えが起こります。

 

音域の都合で、ハ音記号の位置が違うので

ぱっと見、同じと気が付きませんでした。

 

 

さて、その同じメロディーの後半を見ていきます。

普通のドレミで ファソラドド レミドドラ ソシ♭ラファ

 

ファソラドド → ut re mi sol sol

  シ♮が mi なので、シ♮を含むときのドは fa でしたが、

  これを含まないときは ドが sol にもなります。

 

レミドドラ ソシ♭ラファ → re mi ut sol mi   re fa mi ut

  シ♭は fa なので、シ♭を含むときのドは sol になります。

 

 

ホントに迷ったのは、最終部分ではなくて、その前です。

最終の前のカデンツ

普通のドレミで ドードーシ♮ラ ドソ ソーファー

 

ノートの段階では2通り考えたのですが

  ドソ ソーファー を一気に歌えるように考えると

 

ドードーシ♮ラ  → fa fa mi re

ドソ ソーファー  sol re re ut

 

現代の人は「ドを fa にしたり sol にしたり」するのは大変ですが

6音は音のかたまりの中の相対的な関係なので

中世後期からルネサンスの人はこうだったんじゃないかなと思います。

( 個人の見解です (^^; )