来年の待降節から実施されるミサの変更点について

少しずつ読んでいるのですが

合唱人である私にとって気になるのは

今まで歌ってきた歌詞からの変更点です。

 

キリエでは、

先唱者と会衆の応答が見やすく書かれています。

大きな変更点は「あわれみ」を「いつくしみ」にしたこと。

 

合唱を始めたばかりのころは

「あわれみたまえ」が、ピンとこなかったのです。

 

「いつくしみを」って言葉は、

直感的に受け入れやすい気がします。

 

「あわれみ、いつくしみ」は

ヘブライ語では「母の胎内」からくる言葉なんだそうですね。

(カトリック武庫之荘教会HPから、受け売りです)

mukonoso.holy.jp/misanagare7.html

 

 

 

「キリエ エレイソン」はギリシャ語なんですが

「エレイソン」とは、「エレオー」の命令法ですって。

「あわれみたまえ」の訳語はわかります。

「いつくしみを私たちに」は

ギリシャの語の「エレイソン」とはニュアンス上でどうなのか

私はこだわる人なので、気になっちゃいます。

 

「ヘブライ語のニュアンスに戻ろう」という動きがあるみたいですね。

経過的な言語のニュアンスは気にしなくて良い

という考え方もできますね。(^^)

 

 

 

英語とドイツ語の「キリエ エレイソン」を調べてみました。

 

英語

Lord, have mercy.

 

ドイツ語

Herr, erbarme dich.

 

 

英語の"mercy"は、web検索で出る意味は「慈悲」で

語源は「支払い」だそうです。

「旦那様、お願いですから私の借金を代わりに支払ってください」

みたいな感じですかね。(妄想なんで、すみません。)

 

ラテン語の"Dimitte nobis debita nostra."

「私らの借りを棒引きしてください。」

を思い出してしまいました。

 

 

(ドイツ語はちょっとだけ歌える程度でカラキシなんで

以下、生暖かく読んでくださいませ。)

 

ドイツ語の"erbarmen"は、web検索で出る意味は「同情」。

語源は調べ方が分かりません。

前綴りの"er-"は、成果とか内から外へみたいなことを表すみたいですね。

ドイツ語で"barme"とかは、調べられませんでした。

ウムラウトがついたら、「イースト、イースト菌、酵母菌」

英語の"barm"は、「パン種、イースト、麦芽発酵酒の泡(泡状の酵母)」

ふくらむイメージでいいのかなあ。

 

"Erbarme dich"は、再帰動詞なんで"dich(あなたを)"が付いてるんですね。

「あなた自身を同情モードにしてください」というニュアンス?

 

もしも(妄想ですよ)

「あなた自身をふくらんだ状態にしてください」

だったら、「母の胎内」につながっちゃうんじゃないかと。

偶然でも凄いことだと・・・ほんと、妄想ですよ。(しつこい)