長浜の観光の中心はギュッと凝縮しています。
元々は長濱蒸留所に行ってささっと帰ろうと思ってましたが、思ったより来るのが大変でしたので少し観光することにしました。
長浜といえば四月の曳山祭が有名で子供歌舞伎はとても素晴らしいものです。
昨年、日田祇園を間近で観てこちらのお祭りも気になっておりました。
ユネスコ文化遺産になっていますので、市をあげて駅をおりる階段から曳山推しで盛り上がっています。
元々は豊富秀吉が長浜城主時代に待望の男子誕生の祝いに砂金を与えられた町の人々がそれを元に曳山を作り長濱八幡宮の祭礼で引き回したことが始まりとされているそうです。
曳山は時代が下るとともに、長浜の発展とともに豪華絢爛に贅を尽くしたものになり、その四畳半の舞台では各組の5〜12歳の男子が子供歌舞伎の役者となれてかなり本格的な歌舞伎を演じることができるのだとか。
組に入ってない男子にはチャンスがないとなるとやりたかった男の子は残念だろうなあと思うわけです。写真や映像を見てもその本格的な子供歌舞伎は非常に観に来た方の心をつかむようなレベルの高いものなのだと窺い知れました。
ここから役者を志す若者もいるのでしょうか?
長浜ではこの歌舞伎に合わせて活躍できる義太夫や三味線を教える竹本塾などもあり、日々通う若者の姿を想像し、この文化を伝える努力がなされていてその層は厚いのだろうなと思わされます。
曳山は、役者が演じる四畳半の舞台、太夫と三味線の浄瑠璃が演じられる楽屋、囃子を行う亭の三つの部分からなり、金箔や塗、錺、重文指定の見送幕、毛綴、錦、刺繍の銅幕などの装飾で動く美術館と言われているそうです。
さて、せっかく長浜に来たのだから、と城下町の中ほどに位置する曳山博物館にも行ってみました。
長浜市内の小学生は曳山博物館は無料だそうです。
中には文字や絵の展示資料の他に映像に実際祭りで使われた曳山の展示もありガイドさんのお話に耳を傾けましたが、地元のお祭りに誇りをもっているのが垣間見られました。
行ってみたい気もしますが、祇園祭のような激混みなんだろうなあと思いました。
博物館はJAF割引してもらえます。(長浜城も)
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小鮎が特産だそうですが、稚鮎ではなく成魚だそうで、驚きました。(もちろん購入)
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長浜は愛媛にもありますが、漁師町でこちら滋賀県の長浜とは全く違いました。転勤でこの滋賀の長浜になったと言われたらとても嬉しいだろうなあと、諏訪とともに住みたい街のひとつになりました。(基本、城下町に住みたいのです😌)