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今回は実家で飼われていた犬達のエピソードを綴っていきます(*^_^*)
 
 
 
わたしが誕生する前から実家では犬が飼われていました。
祖父が趣味で狩猟をしてたことがあり、猟犬として最初の犬が実家へ来たのです。初代の犬は、飼われ方が雑だったのかほんの2~3年もしない内に世を去り、
2代目の犬が子を産み、みるみる繁殖して……わたしが生まれた年には室内飼いの五匹の犬達が闊歩していました。
 
実家は、一階が元作業場を改築したワンルームと浴室。二階がメイン居住空間で3DKの作り。玄関は人一人分の幅の階段の上にあり、階段の下は直接庭に面している変わった建物になっていました。
 
そんな昔ながらの決して広くない3DKに、中型の大きさの犬が五匹。
母犬マコ・娘のナチ・ナチの息子のゴン・マコとゴンの娘達(おやぁ?(・_・;))のマメとクリ。
 
ゴンまでは血統書付きの日本犬で、本来多頭飼育には決して向かない犬種です。
中型犬でもやや小柄な体躯に、日本の古武士のような《二君に仕えず》のような性格。日本狼の血を引いてるのかと思うような野生味の強さが、祖父の好みだったのかもしれません。
 
その当時、犬は外飼いの主流でしたが、
 
うちの犬達は獰猛過ぎて……ご近所から恐れられていたので、庭で飼うのは論外だったのだろうと思われます(*_*;。
 
祖父が犬の散歩をしている写真を見たことありますが、
ゴン(♂)を中心に扇形に隊列を組んで散歩している絵面は、異様な迫力に満ちてました。これ、近所の人道端に避けるでしょう………(@_@)。
 
元猟犬の犬達の破天荒エピソードはけっこう有りまして、
………愛玩動物飼養管理士1級やドッグトレーナー。心理学校でアニマルセラピー(動物介在療法)を学んだ身としては、飼い主たる実家の有り様は突っ込みどころ満載で、
 
『しつけなんて、ただ飼い主さまの言うことを聞いてればいいのじゃ~!!』
という状態だったと、言わざるをえません………(x_x)
 
 
そんなドタバタ境遇でも、実家で暮らし始めたわたしの事を、犬達はとても可愛がってくれました。
 
特に母犬マコは賢くて、
 
同じ年の従姉妹も赤ん坊の頃から実家に伯母さんと共にほぼ同居してたのですが、
わたしが泣くと、母や祖母。従姉妹が泣くと伯母さんの所へ呼びに来てくれたそうです。
 
 
幼児期におやつの《にぼし》(犬用じゃなく………たぶんお味噌汁の出汁などで使う)を従姉妹や、犬達と一緒にもらってたら一番若い姉妹犬に横取りされたり………(^_^;)。(上手に牙が当たらないように、持っていると引ったくってくる)
 
 
散歩の際にためしに一匹分だけリードを持たせてもらったら、10メートル以上引きずられたり(・_・;)
 
 
 
母が離婚して出て行った後も、
 
幼少期を一緒に過ごした従姉妹と伯母さんが単身赴任してた伯父さんと暮らすために小学生になる春に引っ越しをしてしまって………家の中が寂しい雰囲気になった時も、
 
犬達は
一番下っ端の妹分であるかのようなわたしを、養護する存在として、寄り添ってくれていました。
 
よく犬同士のケンカに仲裁に入った祖母や父を筆頭に大人達が軒並み咬まれてケガをする中、
 
わたしが引き剥がそうと尻尾を引っ張ったり背中にまたがったり、首輪を掴んで踏ん張ったりしたら、
どんなに興奮していても、牙を立てることも引きずることもしなかった犬達でした(>_<)
 
 
おかげで動物や自然が大好きな狼少女として成長し(^_^;)、
 
「将来はムツゴロウさんの《動物王国》で野生動物の保護するんだ!」
 
と、周囲に宣言していました。
 
暗黒のような小学生時代を乗り切ることが出来たのは、
 
五匹がいてくれたからこそ………(*^。^*)
 
最後に残ったクリ(♀)が中学1年の年に13才で息を引き取って、
わたしは学校生活や家庭生活で庇護無しで立ち向かえるように、覚悟を決めることが出来たのです。
 
 
 
 
☆我が家の『メイプル』は、『トラにゃん』よりもお姉ちゃんなのに控え目です(^_^;)
 
 


 


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