今回は、一橋模試の取り扱い方を書きたいと思います。

まず、ひとつ頭に入れて欲しいのはあくまで「模試」だということ。各会社の模試の精度が、必ずしも100ではないことは、頭に入れておいてください。

あと、ブログということで、書きたいことを好き放題書く予定です。ですので、多少(たくさん?)、各会社の模試についての悪口もあるかもしれませんが、別にその予備校を批判しているわけではありません。授業は授業、模試は模試。僕だって東進のいいところはわかってる一方で、悪いところもいっぱい知ってますから。完璧な予備校なんてないんです。

では、教科ごとに細かくみていきます。

数学

・駿台

駿台の数学は、3社の中で一番難しすぎもなく、簡単すぎもせず、ちょうどいい難易度だと思います。年によってばらつきはありますが、簡単な年だと、3完ちょいできちゃう年もあります。イメージとしては、本番よりちょっと簡単めだと思うといいかもしれません(もちろん年によって本番より難しいこともありますよ)。駿台の数学は一番頑張りがいがあります。頑張りましょう。あと、本番の試験ではあんまり三角関数が出ていないにも関わらず、駿台模試はなぜか頻繁に出てきます。まぁ三角関数だけの問題なんて、サインかコサインをtとかっておいて、範囲に気をつけながら、最終的に二次関数の問題に持っていくだけですから、まぁ出たら出たでちゃちゃっと完答しちゃってください。あと、駿台の確率は一番難易度的にも、内容的にも一橋に似てると思います。数学まだ間に合わないよ、って方も、確率だけでも頑張ってください。

・河合

河合の数学は、なんか、河合の模試っぽいです笑。「河合全統模試(ただし出題範囲は一橋頻出分野に限る)」って感じでした。まぁあくまでイメージです。僕は3社の模試の中で一番これができなかったのですが、試験三日前に解きなおしたら、確か4完弱?だったかな?別冊の冊子見たら点数的に全国3位ぐらいでひとり、東進のブースでガッツポーズした覚えがあります笑。そう考えると、河合の問題もあとあと考えると結構いい問題だったんじゃないかなと思います。(←厳禁なやつですね笑)河合の模試は、数学がボロクソすぎて(偏差値30代笑)、国語が確か偏差値69ぐらいいったんですが、D判定でした(河合はDが一番下。)。商学部の現実。。。

・代ゼミ

代ゼミは、一番意味不明でした笑。まず、大問ひとつまるまる複素数だけを問う問題があって、、、いやなんでやねんと、試験中も試験後の復習のときも何回も思いましたよ。ただ、微積の問題は一回過去問で出てる難しめの問題の焼き直しみたいのだったんですが、あとあと復習したらすごくいい問題でした。あと確率が解説読んでもいまいちよくわかんなかったぐらい難しかったです。あとは覚えてない笑。ただ、点数が確か、満点が150だか180だかで36点ぐらいだったのに、偏差値が50超えてたのはびっくりしました笑。こりゃ問題作った方に否があるわ笑。

・国語

・駿台

駿台の国語は、第一問、第二問までは普通。第三問はクソです。いやマジで。まぁ受けて解答返ってきたらわかりますよ。年によって問題作る人違うか知らんけど。俺の身の回りの要約最高点数は5/30です笑。みなさんの年は、まともな解答になってるといいですね笑。第一問の評論、第二問の評論は普通に本試と同様の形式で、よいです。ただ、同じようなジャンルの文章を載せたいがために、一回過去に本試で出た作者が出ることが頻繁にあります(特に第二問)。過去問をたくさん解いた身からすると、「またコイツかよ」のオンパレードです。これは他の2社にも共通です。まぁ別に悪いことだと思いませんけどね。

・河合

あんまり記憶にありませんが笑、どの3つも良かったです。特に要約の解答は良かったです。やっぱこうだよな、と。もし河合までおかしかったらもうなにを信じていいかわからないところでしたよ笑。

・代ゼミ

代ゼミの国語は良かったですよ。あと、代ゼミの解答用紙が一番本番そっくりでした。色まで。代ゼミの国語は解説が良かったような記憶があります。

・世界史

問題はこれですよ。世界史世界史。まず、これだけはひとつ、覚えておいてください。「一橋模試の世界史は、知識の確認に使うこと。」

模試の採点システム上、文章のつながりとか、構成とか云々とか、はっきり言って関係ありません。出題者が書いて欲しい内容、語句、が入っているかということしか、問われていないと、割り切ってください。僕みたいに、先生に文章の作り方をめっちゃ教え込まれたり、知ってることただ書けばいいってもんじゃないとかって習ってる方は、解答が返ってきたあと怒りに震えるだけになりますから笑。問題文を読んで、何が問われてるのかをしっかり理解して、その問題文に沿った内容の語句を、できる限り詰め込む。「中国の華夷秩序が、ヨーロッパの国際秩序、すなわち主権国家体制に飲み込まれた」とか書いても、点は入らないか、入っても2点です。「日本銀」では3点入るのにね。

・駿台

駿台は第二問と第三問しか覚えてないです。どっちも知識がちゃんと入ってるかの問題でしたね。第三問は、一橋でも過去出てる問題で、非常にいい問題でした。解説が非常にボリュームがあって、とても充実していました。

・河合

河合が一番世界史はダメ。少なくとも去年は。まず河合は模試の作成をどっかの会社に委託してるらしい。なんかZと河合が手組んでるみたいな会社に。まず第一問は、出題者が暴走してる。問題文から全然書いて欲しいことが読み取れない。解説だと、「ここから、こうこう書けばいいことが読み取れるだろう」って。読み取れねーよバーカ笑。第二問の資料の長さは異常。本誌で資料があるときの2倍ぐらい。だって確か1ページ半資料だぜ?ありえねー。しかも解答みたら「おめーこれ資料書いてることまんまやん」みたいなとこも。第三問は覚えてない。本当申し訳ないけど、こりゃひどいわと思った。模試終わったあと、「論述世界史」ってサイト見たら、そこの先生も河合の模試が近年まれに見る悪問みたいなこと言ってて、安心した。あれはひどかった。因みに第一問は、俺の友達は授業で全くおんなじことをやったらしく、かなりの高得点を取っていた。その先生にはZで習ってたみたいだけど、河合でも教えてるそう。その先生が作ったのかもね。あっ、思い出した。第三問は確かインドだったような。でも、俺の解答の中で「どうしてこれが加点の対象でこれは加点されないの??」ってのがあって、めっちゃ腹たったことがあったわ。ガッコの先生も、確かにおかしいね、って。河合の世界史は大嫌い笑。

・代ゼミ

代ゼミはごめんなさい、あんま覚えてないです笑。第三問がよくある20世紀の中国の話だってことしか笑。覚えてないってことは、そんなひどくはなかったんじゃないかな。

・英語

・駿台

去年の駿台の英語は難しかった。この模試を受けてる時点で、何年か一橋の過去問解いてたけど、「こんなむずくねーだろ!」って試験中心の中で吠えてた笑。実際、平均とかも見ても難しかったみたい。英語は、どこの模試もそんな外れはないです。ただ、駿台の模試の過去問集を解いてて気づいたことだけど、駿台の英語のリスニングはたまにちょっとオチがついてるユーモアなやつがある笑。

・河合

河合はフツーーーーーー。リスニングが、席が一番後ろだったったてのと、方言?かなんか知らないけど発音にクセがあって、ちょうど聞きたいところになった瞬間「$%&?*<+!(%)」ってなって聞き取れなくてイライラした笑。

・代ゼミ

代ゼミは、長文の文章の内容がまぁなんとまぁセンスがないんだろうと思った笑。まず一個めが小説。小説久しく出てないよん。まぁ出ないとも言い切れないけど、そこは素直に普通の評論だそうよ。他2社と差別化を図りたかったのかな?第二問は自然系の話。これもあんまり一橋の過去問では見覚えがないぞ?しかも途中、江戸幕府とかの話とか出てきたし。日本史選択に有利だろこれ~~とかってひがんでた気がする。そして代ゼミの英作文はお題が一個しかない笑。おそらく解答を3×3=9個も作るのがめんどくさいから笑。だから受験者数が一番少ないんだよ!笑

こんな感じです。多分、一番最初の駿台の一橋模試が10月の下旬とかでしょうから、あとちょうど一ヶ月ぐらいですね。ここで大事なのは、そろそろ遅くても必ず過去問に取り掛かって、模試でどこでどうやって点を取っていくのか戦略をたてていくこと。模試のとき初めて傾向知りましたーとか本当やめてくださいよ。せっかく受けるんだから、最大限、できる準備をして、受けましょう。現役生は、地歴はまだできなくてもしょうがないです。ただ、英語に関してはそろそろ完成してないとまずいです。英作文もしっかり準備して、高得点を目指しましょう。数学も、1完できれば偏差値50代、2完いければ多分60代いくので(2完したことないのでわからない笑)、数学で受かるぞ!って方は、ぜひ高得点を目指しましょう。苦手な方も、最低限確率と、整数の基本的なこと、微積ぐらいはしっかり準備していきましょう。あと、試験中に寝るなんて愚かなことやめてくださいよ。できなくても、考え続けるんです。僕は試験本番、何度も諦めかけましたが、諦めなかったら試験終了15分前に数学一問解けたんだと思ってます。わかんなくても最後までくらいつくこと。余裕過ぎて早く終わってしまっても、ケアレスミスを0にできるよう、何回も何回も見直しすること。

模試の結果が返ってきても、変に判定に振り回されないこと。判定なんてうわっつらのとこではなく、個々の問題のどこがダメだったのか、ここは問題がクソだからできなくて当然だわとか、これはできなきゃダメだったとか、そういうとこをよく見てくださいね。逆に「現役はE判定でも受かる」って言葉をただ鵜呑みにして、細かな検証をなにも行わないことほど、愚かなことはないですよ。そういう人が一番合格から一番遠いと言っても過言ではない。模試の結果に関しては、「木を見て森を見ず」ではなく、「森を見て木を見ず」が一番危ないですよ。

では、終わります。現役生も「塾の予習復習が忙しくてまだ過去問解く余裕なんてない」なんて言い訳してないで、一ヶ月後にある模試で程度の結果が残せるよう、目を背けることなく、準備していきましょう。