タイトルの通り、「50ヵ年」のはしがきをちょっと紹介したいと思います。


僕がずっと、「過去問やれやれ」って言ってた理由が少しはわかってもらえるのではないかと思います。




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 本書は、昭和31年(1956年)から平成17年(2005年)までの50年間に実施された一橋大学の数学入試問題527題をすべて収録したものである。

(中略)

 のっけからこういう言い方するのはいささか下品だが、一橋大学の入試問題はとにかく「使える問題が多い」ということだろう。つまり、一橋大学の問題は「計算力、思考力、数学的センス」を求めるものが多く、そしてなにより教えていて「面白い」のである。これはとりもなおさず、「受験教育の現場で使用するテキストに採用される問題か多い」ことを意味しており、いま述べたことは30年近く受験教育に携わってきた筆者の率直な実感である。


 特に「整数問題」「平面・空間の図形問題」「数列」「整関数の微積分」「場合の数と確率」などの分野では、他大学ではあまり見られない「簡潔かつ個性的かつ普遍的」なものが多くみられる。また、50年代、60年代の問題でも決して古臭さを感じさせないものが多い。

(以下実際「テキスト」に採用した問題の列挙。34問ぐらい。)


 ここで敢えて暴論を述べれば、一橋大学の入試もんだおで「整数問題」「整関数の微積分」「場合の数と確率」の分野に特化して勉強しても、確実に本物の数学力が身につくと言っても過言ではない。それだけ1題1題の中身が濃厚なのである。そして、これまた敢えて述べれば、一橋大学の問題は、受験生および後期中東教育に携わる者すべてにとって大きな財産である。この財産を活用しない手はない。

 多くの人たちに、本書を通してこの「財産」に触れて頂ければ幸甚である。









太文字は実際に太文字になってる箇所です。


どうですか?一橋数学に対するモチベーションが一気に上がってきませんか?(笑)


だって、こういったらあれですけど、早稲田とか私立の数学の問題ってなんか決して「良問」とは言えるものばかりではないじゃないですか。(僕は早稲田の商学部を数学受験したんですが、私立専願で数学使う人は、これを解けるようになるために一年間勉強するのか、と思ったらとても可哀想だなと正直思いました。因みに僕はしっかり落ちました笑。)


しかし、ここまで「良問」であると、30年間受験教育業界にいる筆者が言ってくれてるわけですから、やりがいがなくなってしまう、なんてことはないとおもうんですよ。


過去問を解けば、出題傾向を細部まで肌で感じることができ、かつ、良問であるため本物の「数学力」をつけるのにももってこいであり、かつ、過去問が一番来年の入試問題で出題されるであろう問題に一番類似している。


じゃあどこに過去問をやらない理由があろうか、いや、ない(爆)。


まぁそういうわけです。


要はなにが言いたいかって、過去問を将来必ずといてくださいね、ってことと、数学勉強しててなんだか萎えてきたらこの「はしがき」を読んでまた頑張ってください、ということです(笑)


まぁ今はまず一橋の数学が解けるだけの基礎力をつける大事な時期ですから、それぞれの数学の勉強に励んでくださいね!


おわり(´-∀-)