仏像彫刻家・ひくまのブログ -4ページ目

梅園

梅園は
お菓子の薫り
日和かな

【よみ】
ばいえんは
おかしのかなり
びよりかな

【ひとこと】
今朝は雨、
折角来はじめていた小鳥も、
姿を見せず寂しい限りです。

先日の暖かい日に、
熱海の梅園に
行って来ました。
梅の薫りが、
お菓子の薫りのように甘く
私を包んでくれました。

春雪

春雪や
部屋にこもりし
漆の香

【よみ】
しゅんせつや
へやにこもりし
うるしのか

【ひとこと】
先日降った雪が解けて
来たと思ったら、
夕べ30センチの雪が
また降り。
締め切った部屋の中は
漆の香が広がっています。

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春の朝日

仏像に
春の朝日の
染め込みぬ

【よみ】
ぶつぞうに
はるのあさしの
そめこみぬ

【ひとこと】
本棚の一角や
仕事部屋の棚に、
仏像が置かれていますが、
陽に当たった仏様は、
彫りたての仏様と違って又、
味わいが有り良いものです。

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春の雪

重たくて
眩しくて春
の雪かな

【よみ】
おもたくて
まぶしくてはる
のゆきかな

【ひとこと】
昨夜雪が降りましたが、
今朝は、晴天。
そんな時の景色は最高です。
今日は、眼科受診に出掛けますが、
帰る頃には、解けているでしょう。

囀り

囀りの
木霊は富士の
稜線に

【よみ】
さえずりの
こだまはふじの
りょうせんに

【ひとこと】
春を感じさせる暖かさ、
陽射しも優しく、
散歩の足も延びました。
鳥達も、私と同じか、
甲高い声が
富士山に木霊し、
一層心地良い
散歩となりました。