『冥土の土産屋 「まほろば堂」(著:光明寺祭人)』は、冥土の土産にひとつだけ、あなたの望みを叶えてくれる不思議な店。主人公であるOLの望美が、倉敷美観地区にある「まほろば堂」を舞台に家族との絆や少し不思議なピュアラブストリーを展開する物語である。本書を読み進めるにつれ倉敷美観地区をまるで観光をしているかのような錯覚に陥ってしまうだろう。そこで倉敷美観地区をより多くの方に知って頂くために、そして本書をより楽しんで頂くために登場する美観地区の名所へ誘うことにしましょう。[食べ物編]


えびめし

岡山のソウルフード。エビピラフのようで黒い見ためのえびめし。ご飯に海老などの具を入れて油炒めしソース風味に仕上げた料理で、チャーハンの一種である。カレー風味が食欲をそそり想像以上に絶品です。

えびめし

オムえびめし


家庭で作るレシピ




ままかり

岡山県の郷土料理の一つがままかりの酢漬け。「ママ(ご飯)をカリ(借り)に行くほどおいしい」ということからママカリと呼ばれるようになったと言われている。岡山では酢漬け、刺身、塩焼きなど様々に調理されており、特にままかりの酢漬けをばら寿司に使ったものが、岡山の晴れの日のご馳走となっている。




むらすずめ

『むらすゞめ(むらすずめ)』は岡山県や倉敷を代表する、定番のお土産としてすっかり有名なお菓子である。新鮮な卵と特別なブレンドの小麦粉を使用し、和製クレープのように薄く丸く焼いた外皮と厳選された北海道産小豆を使った甘さを抑えた粒あんが絶妙に溶け合うハーモニーが絶品。




大手まんじゅう

薄皮の酒饅頭であるが、小ぶりに丸めた餡を包む皮がごく薄く作られているため、饅頭の表面随所で餡の黒色が透けて見える独特の外見を持つ。岡山市民を中心として非常に愛着を持たれている菓子であり、日常の贈答には多頻度で使われる。いわゆる「紅白饅頭」「葬式饅頭」もこの大手まんぢゅうであることが多い。また、岡山市民が県外に土産品として持ってゆくことが多く、土産品売り場において吉備団子を買う者は他地区の者、大手まんぢゅうを買う者は地元の者とはっきり分かれる傾向にある。



藤戸まんじゅう

地元の麹を使った酒粕をしぼった甘酒を小麦粉と混ぜ合わせ作った薄皮でこしあんを包み球状にし、蒸したものである。むらすずめと並ぶ倉敷市の歴史ある銘菓として有名。

岡山市の銘菓として有名な大手まんぢゅうと見た目・味ともに似ているためよく混同され、さらに知名度や企業規模では大手まんぢゅうの方が勝るが、藤戸饅頭の方が歴史が古い(後述)。また、大手まんぢゅうとの大きな違いとして、消費期限が挙げられる。大手まんぢゅうが一週間程度なのに対し、藤戸饅頭は3日程度と短い。そのため、倉敷市民は大手まんぢゅうより藤戸饅頭を好む傾向があるにも関わらず、土産物として渡す場合に消費期限の関係で大手まんぢゅうを仕方なく選択することもある。




良寛てまり

つくね芋をこだわりの岡山県産の米粉と練り合わせ、蒸し上げ皮を作り、あんは厳選した北海道十勝産の小豆を使用した特製のこしあん、その中に極軟栗の甘露煮を一粒まるごと包み、もっちりとした皮と上品なあんと甘い栗との三重奏が口の中に広がる。包装紙は手毬の柄を模したデザインになっている。





如何でしたか?

倉敷美観地区の魅力を少しでも共感頂ければ幸いです。



〈参考〉

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