医師で作家の海堂尊による人気ミステリー『チーム・バチスタ』ＴＶシリーズの最終作になる、「チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像」が劇場版となって、３月29日より全国東宝系にて公開されるので紹介。
http://www.batista-movie.jp/
最新鋭の死因究明システムの導入を機に起きる、病院爆破の脅迫状や前代未聞の集団不審死事件の謎に、伊藤淳史と仲村トオルの２人が迫る。
日本初となる国際Aiセンター(Ai＝オートプシーイメージング：死亡時画像診断)発足の目玉として、MRI“リヴァイアサン”の導入が決定。顕微鏡レベルの解像度を誇り、まさに現代医療の怪物としてふさわしい巨大な機器は世間から大きな注目を集めていた。
国と自治体、東城医大が三位一体で取り組む死因究明システムの一大改革に、東城医大の心療内科医・田口公平(伊藤淳史)と厚生労働省でAi導入を推進する白鳥圭輔(仲村トオル)が奔走。こけら落しとなる大講堂でのシンポジウムは10日後に迫っていた。
そんな中、東城医大に“三の月、東城医大病院とケルベロスの塔を破壊する”と記された脅迫状が届く。ケルベロスとは、ギリシア神話に登場する三つの頭をもつ冥界の番犬で、“ケルベロスの塔”は“死へ の入り口”、すなわちAiセンターを意味するものだった。
疑惑と謎を抱えながら真相を突き止めようとするバチスタコンビ。時を同じくして、司法解剖では死因が判別できない前代未聞の集団不審死事件が発生。白鳥のよく知る人物も犠牲となってしまう。
そしてAiセンター始動の日。それは医学界の根底を大きく揺るがす“最悪な日”となってしまうのだった。
今回の物語は、パート４「螺旋迷宮」からの続きで、場所は東城大学医学部附属病院へ戻り、パート２「ジェネラル・ルージュの凱旋」の救命救急センターが舞台となっている。
なので、４から栗山千明、２から西島秀俊、加藤あい、松坂桃李などが再び出演している。
ということで、「ケルベロスの肖像」は、パート２と２からの続きのＳＰドラマやパート４を見ている人への御褒美的な作品でした。
病院内がパニックになったりと大掛かりではあったけど、Finalだからと劇場版にするほどの作品ではなかったような。製作する順番ミスったかな？ 127分