飛行船の気まぐれ☆☆新作映画紹介-クララ・シューマン 愛の協奏曲.jpg
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作曲家ヨハネ・ブラームスの末裔であるヘルマ・サンダース=ブラームス監督が偉大な祖先の真実に迫ったドラマ「クララ・シューマン 愛の協奏曲」が、7月25日よりBunkamura ル・シネマにてロードショーされるので紹介。
http://clara-movie.com/pc/


出演は、「善き人のためのソナタ」のマルティナ・ゲデック、「エディット・ピアフ 愛の賛歌」のパスカル・グレゴリー、「焼け石に水」のマリック・ジディ。

19世紀半ば、「子供の情景」「幻想曲」など後世に残る数々の名曲を輩出した天才作曲家ロベルト・シューマンの妻クララは、ピアニストとしてヨーロッパツアーを回りながら、妻として、7人の子供の母として、多忙な日々を送っていた。

そんなとき、彼女の前に若き新進作曲家ヨハネス・ブラームスが現われる。クララに永遠の敬愛と賛美を捧げる陽気なヨハネスは、日常生活の苦労が絶えない彼女にとって太陽のような存在となる。同時に体調不良に悩めるロベルトにとっては、唯一の芸術的理解者となり、自身の後継者として彼を世に送り出そうとするが―。

師弟関係ともいえる天才芸術家のロベルト・シューマンとヨハネス・ブラームス。そして、彼らが愛したロベルトの妻であるクララを巡る愛の物語を紐解く。

これまでクララ・シューマンは、「愛の調べ」のキャサリン・ヘップバーンや「哀愁のトロイメライ」のナスターシャ・キンスキーと大女優が演じてきたが、今回は同じく25日から公開される「バーダー・マインホフ 理想の果てに」や「マーサの幸せレシピ」のマルティナ・ゲデックがまろやかな大人の円熟と馥郁たる美しさで官能的に演じる。

最愛の夫の死という癒やしがたい喪失から再生したクララが見いだした幸せとは?そして、ヨハネが生涯を通して貫いたクララへの殉愛の行方は?実話としても有名な3人の究極の愛のかたちを是非御覧下さい。 109分