飛行船の気まぐれ☆☆新作映画紹介-美代子阿佐ヶ谷気分.jpg
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デビュー作から一貫して自らの私生活に根ざした創作活動を続けている安部愼一の(ワイズ出版刊)原作を映画化した「美代子阿佐ヶ谷気分」が、7月4日よりシアター・イメージフォーラムにて公開されるので紹介。
http://miyoko-asagaya.com/


出演は、水橋研二、町田マリー、本多章一、松浦祐也、あんじ、佐野史郎、三上寛、林静一、飯島大介、飯島洋一、銀座吟八、和倉義樹、石川真希、つげ忠男、シバ、高野愼三、原マスミ、杉作J太郎、しまおまほ、東陽片岡、ダーティ工藤、石川淳志、蕃茄山人、阿部陽子、奥田公介、久保井七豊、永野真希子、リコ、寺本綾乃、岸野雄一、田渕純、ギャランティーク和恵、武藤健城、聖児、サミー前田、シューヘイ。
監督は、坪田義史。

70年代初頭。漫画家の安部愼一と恋人の美代子は東京の阿佐ヶ谷で同棲生活を送っていた。

彼女をモデルとして月刊漫画ガロに発表した『美代子阿佐ヶ谷気分』は、彼らの一番美しい青春の季節を見事に切り取っただけでなく、当時の若者たちを取り巻く時代の空気感をも掬い取り、彼の代表作となる。

しかし、自らの私生活の中に創作の糧を見つけようとする安部は次第に行き詰まり、焦りと絶望は次第に狂気をはらんでいく。その傍らで美代子は自らの性を意識し始める…「私たちだけ幸せだったら、それでいいじゃない」―運命の二人の愛の変遷は、故郷である福岡の田川へと移る。

西原理恵子の「女の子ものがたり」といい、自叙伝マンガの映画化は今後流行るかも知れない。

この作品は低予算だが、70年代の雰囲気が出ていて貧乏くささがとても良かった。美代子の友人を演じた、あんじは藤原紀香にソックリ。そして、こういう作品に登場する佐野史郎は、とても楽しそうだ。 86分 


町田マリーさんのインタビューが、こちらから読めます

http://office21.sakura.ne.jp/?p=2609&message=6