ある日「問題に巻き込まれた」と携帯にメッセージがありました。
仕事中電話に出ることができないので留守電にしてあります。
そこに残されたメッセージでした。
何事かと思い電話すると「公園で茶髪に染めた。ところがこの商品は友達が万引きしたものだと染めている最中に聞いた。これでは共犯になってしまう。とりあえず付添い人の先生に電話したら、お母さんと相談したいって!電話して…」
審判を終えてまだ24時間も経たないうちに、なにやらしでかしたことにむしょうにに腹が立ちました。
友達4人とその日は遊んでいたそうです。
その中の一人が買いたいものがあるということで、ドラッグストアに行きました。
二人の子は自転車に乗ったまま店の外にいたそうです。
息子と女の子が店に入り、話しながら商品を見ていました。
「これほしいんだよね。」息子がヘアカラーの商品を指差し話したそうです。
しばらくして女の子が外で待っている子のカバンの中に財布が入っているから、カバンを持ってきてほしいと息子に頼みました。
息子は外で待っている子からカバンを預かり、そのまま女のこのところに戻りました。
公園で話をしているとき、さっきのカバンからヘアカラーが出てきました。
自分がほしいといっていたものと同じです。
「染めてやるよ」
女の子にいわれ、ラッキーと思ったそうです。
ところが染めている最中に「それ万引きしたヤツだから」と言われ、怒り狂ったのだそうです。
「俺謝って弁償するから一緒に行こう」といったそうですが「は?ばかか?死ね!!」と言われたとのこと。
ここまでの会話を聞いて、正直「そんなことあるかい????」と思ってしまいます。
私も弁護士の先生も「息子は知ってたんじゃない?」と思ってしまいます。
付添い人の先生だけは、「本当かどうかはわからないけど、息子がそういっているのだから、そうなんだということで考えていかないといけませんよ」と話してくださいました。
何しろ審判後すぐのこと。
私としては先生方に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
その日は遅かったこと、翌日は朝から出張があったため、翌日の夕方にそのまま警察に届けられるかもしれないとの恐怖を抱きながら、私と息子で謝罪と弁償に行きました。
とってもすばらしい店長さんで、息子の話を聞き、「巻き込まれて大変だったね。今度からはそういうことにならないようにね」名前も聞かずにいてくださいました。
謝罪し、弁償し、帰宅しました。