こんにちは!
ヒコテックのひこてつです。
ヒコテックから発売予定のV.I.Aナックルですが、、
今から、
今までの常識とはまったく異なったセッティングの話をします!
まず、
この↓インクルーデッドアングルについて、
インクルーデッドアングルとは、
キングピン軸とタイヤのキャンバー方向の傾きとの差のことなんですが、
今までラジコンではキングピンアングルと言われていたものです。
本来のキングピンアングルとは、キングピンそのものの傾きのことをなので、
例えばアッパーアームを短くしてキャンバー角をつけた場合、キングピンアングルもつく。ということですね
ここで!
このV.I.Aナックルについて、
なんで今ままでのキングピンアングルとは別の言い方をしているかというと、
本来のキングピンアングル(キングピンそのものの傾き)を0°付近で使うことを想定して作られたナックルだからです。
いきなり、「キングピンアングルは0°付近で使ってください」と言われても、「えっ?それってナックル次第じゃないの?」
となってしまうわけで、
ここで言う、「キングピンアングルは0°付近で使ってください」とは、キングピンでみたキャンバー方向の角度をなるべく傾けないで使ってくださいね!という意味です。
このV.I.Aナックル。最初はインクルーデッドアングル±3°が標準で装着されています。
使い方としては、インクルデッドアングルは-3°でキングピンアングルは0°~-3°あたりから試していただきたいです。
どうでしょうか?こんがらがっちゃうでしょ
ここでよくわからなくなった人はもう一度上に書いてあるインクルーデッドアングルとキングピンアングルについて読み直してほしいです
次に、
これで狙った効果についてですが、
実車の市販車はまっすぐ走ることと、グリップ走行で曲がることを想定して設計されていて、なのでハンドルから手を放しても真っすぐ走るようになっていますよね。
それって、ジャイロで制御されているRCドリフト向きなの?ってところからこのV.I.Aナックルが生まれたわけです。
まず、ポジるのが良いこともあるけど、悪いこともあるよねってところで、
現状の車はカウンターステアを増やしていくと、タイヤの接地点がどこかで内側から外側に変化します。
実車のゴムタイヤなら急激に接地点が移動することはないかもしれませんが、
ラジコンドリフトはカッチカチなプラスチックタイヤ。
内側から外側に変化したときに結構急激に挙動が変わります。
僕の感覚では、ゆるいコーナーで、
フロントタイヤが内側接地でトレースしていたラインが、外側接地になったら少し外にずれる。
とか、外側接地になった瞬間に角度が戻る挙動が出る。
などです。
これをGYD550ジャイロのダンパーポイントを調整して消している感覚です。
なので、一生ポジらないセッティングしてみよーってことで行きついたのが、キングピンアングル0°のキャスター角0°なんですが、
それだと常にタイヤが全接地状態だしプルプルするしでまともに走れませんでした
フロントタイヤは内側で点接地させたいんですよね。
そこで、マイナスインクルーデッドアングルの登場です。
インクルーデッドアングルによってキングピンが0°でも対地キャンバーは-3°になります。
これによりどの切れ角でもキャンバー角は-3°になりドリフトアングルが変わっても安定して走ることができます。
追走で、前走者の角度と合わないことないですか?
それはポジるタイミングによって得意な角度が違うからですね
ポジりはじめで安定しちゃうので。
でもこのV.I.Aナックルなら浅い角度から深い角度まで挙動が安定しているため、
浅く追いついてから深くして角度を合わせるなんてこともしやすいです。
それと、
味付けで、キングピンも3°傾けて、対地キャンバー-6°付近にするとクイックさがでてきます。
クイックさ ←→ 安定感
は正反対のものだと思うので、お好みでセッティングしてみてください
次は、キャスター0°でも走れるの?って問題ですが、
このためにトレールがあります。
また次回で