動物病院で1番の悩み…と言えば、病院ごとにそれぞれですが、
普段から1番多く診察する病気は?と聞かれれば、
それは皮膚病ではないでしょうか。
皮膚病は主にで診察機会が多いため、
今週はの皮膚病をテーマにお話ししたいと思います。
皮膚病の症状はそれぞれ差はありますが、
大まかに列記すると以下の通りです。
赤みがある
かゆい
毛が抜ける
フケが出る
黄色いカサブタが出来る
ベタベタしている
の皮膚に悩まれる飼い主様はとても多いのですが、
我々獣医師も、皮膚病に対しては非常に悩みます。
理由は非常に明快で、治療が困難な皮膚病が多いからです。
もちろん、お薬を一度飲めば治ってしまう、そんな皮膚病もあります。
しかし、悩んでいらっしゃる飼い主様のは、そうではありませんね。
幾つかの動物病院を回るうちに、
大抵の子は標準的な治療を受けています。
そのため、治りづらい子には新しい治療を模索する必要があります。
まだ行っていない治療を見つけるための手段として、
お話を十分聞くことから治療が始まります。
皮膚病の回数、期間
初めての皮膚病か、2回目以上か?
症状が出て、どのくらい経っているか?
お薬を使用しているか?
抗生物質の使用の有無、薬剤の種類、内服量
かゆみ止めなどに何を使っていたか?
その他に使用していた薬が無いか?
スキンケアの有無
シャンプーの種類、回数
サプリメントの使用があるか?
食事、おやつの種類
以上のようなお話を伺い、動物の状態と照らし合わせながら、
治療やスキンケアを決めていくのですが、
治りづらい子にはこんな検査をご提案しています。
細菌性の皮膚炎に罹っている場合、
どのような菌が原因で、どのような抗生物質が効くかを検査します。
アレルギー性皮膚炎が疑われる場合、
現在、どのような物質にアレルギーを示しているか、
また、食事をどのように選ぶべきかを検討します。
ちなみに、病院で毛を抜いて検査するだけで、
こんなものが出てきたりしますので、
ニキビダニ(デモデックス、アカラスとも呼ばれます)
ひと口に皮膚病と言っても、原因によって様々に分かれますので、
今回は大まかにご説明しました。
このような皮膚病でお悩みの方がいらっしゃいましたら、
お気軽に当院までお問い合わせ下さい。
どうしても治りづらい場合、皮膚科専門医をご紹介することも可能です。
さいたま博通り動物病院
〒360-0015
埼玉県熊谷市肥塚1-6-35
電話:048-577-3774
URL:http://www.saitamahaku-vc.com/
【診療時間】
月~木、土; 9:00-12:00、16:00-19:00
日; 9:00-12:00
休診日:金曜、祝日