なんて事がよく言われます。
いつも引き合いに出されるのがタモリさんですね。
タモリさんはお風呂で石けんを使わないからお肌がキレイだとか…でもそう言ってる人って実際に会って見た事があるんでしょうかね?
とはいえ、石けんを使って洗いすぎる事は、アトピー性皮膚炎にとって良くない事なのは確かです。
僕も洗浄力が強めの石けんを使うと、風呂上がりのお肌の乾燥がハンパないです。
できれば乾燥を感じる前に、もう体を拭くと同時に保湿!保湿!保湿!
保湿効果の高い入浴剤も、乾燥を予防できて良いですね。
その場合も、お風呂からでる時にしっかり洗い流しちゃうと効果が薄くなってしまいます。
石けんを使わない方が良い理由。
アトピー性皮膚炎の人が石けんを使わない方が良い理由。
つまり、石けんを使うとアトピーが悪化する理由は
・必要な脂まで落ちてしまう。
・擦り過ぎによるバリア機能の低下。
主にこの二つですね。
お風呂上がりに乾燥してお肌がカサカサするのはこのためですが、もう一つ重要なのが、
・常在菌も洗い流してしまうこと。
必要な脂まで落ちててしまう事がとも重複しますが、常在菌は皮膚の乾燥を防ぐための、脂を作り出してくれる細菌です。
腸内フローラという言葉もよく知られていますが、これは腸内の細菌のバランスを整えて健康を保つこと。
皮膚でもこれと同じ事が言えるんですね。
お肌の表面の常在菌は、主に3つ。
・表皮ブドウ球菌
・アクネ菌
・黄色ブドウ球菌
これらの常在菌は、グリセリンや脂肪酸を作り出し、お肌の表面を弱酸性にしてくれる役割りがあります。
ですがアクネ菌は毛穴を塞ぐとニキビの原因になったり、黄色ブドウ球菌は増えすぎると炎症を悪化させたり…時に悪さをすることがあるんですね。
ですので、菌が増えすぎないように、適度に石けんを使って、皮膚の表面を清潔に保つことが必要なんですね。
アトピーの人におすすめの石けん。
ドラッグストアなどで売っていて、よく知られている市販の石けんやボディーソープは、いくら弱酸性をうたっていても、
アトピー性皮膚炎の人にとっては刺激が強かったり、洗浄力が強すぎるという事を知っておきましょう。
石けんを使う回数を減らすというのも、アトピー改善に効果があると思いますが、アトピーっ子におすすめはオリーブオイル石けんです。
お風呂上がりもオリーブオイルが皮膚の表面を保護し、乾燥しにくいんですよね。
オリーブオイルの石けんって、なんだかオシャレで値段も高いイメージがありませんか?
全然そんな事ないんですよね。
確かにすごく安い訳ではありませんが、僕が10年以上使い続けているのがアレッポの石けん。
オリーブとローレルの石鹸(ノーマル)5個セット[並行輸入品] 2,250円 Amazon |
シャンプー代わりにオリーブオイル石けんで頭も洗ってます。
これで髪の毛もなめらかに!
日本でも椿油を昔から髪の毛に塗りますもんね。
洗髪、洗顔、試した事はありませんが、歯磨きもできるそうです。
つまり、口に含んでも安全な無添加石けんなんですね。
泡立ちはイマイチでちょっと匂いが粘土みたいなところが気になる人は気になるかもしれませんが、それ以上にメリットがたくさんですね。
これは香料や化学成分を使っていない証拠でもあります。
香りも良くて種類も豊富なオリーブオイル石けん。
少し香りが良いオリーブオイル石けんがお好みなら、プレゼントにもよく選ばれるナーブルスソープもおすすめです。
こちらも昔ながらの製法で、伝統と歴史のある石けん。
気になる症状に合わせて選べる種類の豊富さも、オリーブオイル石けんが欲しい人には嬉しいですね。
しみにくい石鹸のしみずの無添加ボディーソープ。
忘れてましたがもう一つデメリットが…
すでに搔きむしりがある場合、オリーブオイル石けんは結構しみて痛いかもしれません。
傷になっている部分っていうのは、黄色ブドウ球菌が繁殖しやすい状態ですので、これまた清潔にしたいところです。
そんな時におすすめな石けんはしみずの無添加ボディーソープ。
ビオチン療法という治療法もあり、アトピー性皮膚炎の人に不足しがちなビオチンを配合したボディーソープ。
ビオチンは肌の保湿やバリア機能を高めるのに必要不可欠なセラミドの生成を強力にバックアップする成分なんですね。
トロッとしたジェル状の石けんで、香りも良いです。
以上が僕がアトピー性皮膚炎の人におすすめできる石けんです。
ただ、これらの石けんを使ってもゴシゴシと強くこすって洗ってしまっては、肌のバリア機能を低下させ、アトピーが悪化しかねません…
アレッポの石けん、ナーブルスソープ、しみずの無添加ボディーソープ、泡立ちが悪いと感じても、優しく洗うようにして下さいね。